旅行中だったせいか僅か一日だったせいか日本のメディアの取り扱いが大きくなかったせいか、プリゴジンの反乱は夢現の世界の出来事だったように感じられる。ロシアは広大で厳しく長い冬のある国で、底の分厚い靴を履いており隔靴掻痒の感も相当なものだ。比熱が大きく日本人には理解しにくい。プリゴジンって何者、大体傭兵というものがよく分からない。プーチンの異常な長期政権をどう考えればいいのか、恐怖政治といってもプーチンとロシア国民には何らかの親和性があると思えてしまう。ゴルバチョフを失脚させることができたのにプーチンは四半世紀にわたり権力の座にいる。その間日本の首相は11人も交代している。
自分が生きてきた月日を歴史と呼んでいいものか戸惑うが、戦後は間違いなく歴史でしかも多くの人が実際に生きていたのに驚くほど情報通信が発達利用しやすくなったのに十分に内実のものとなっていない。
飛躍するがBBCやCNNに匹敵する日本語放送は出来ないものか。