先日駐車場を借りようとしたら、ネットで申し込んでくださいと言われ驚いた。デジタル化で遅れている日本も徐々に通信販売取引が浸透してきている。ネット上の駐車場賃貸会社は驚くことに否当たり前か、全国をカバーしており日本地図が出てきてお住まいはどちらと入力させられた。希望の駐車場に空きがなく待ちで入力したのだが、十分ほどしたら近隣の空きのある駐車場を四つほど紹介するメールが入ってきた。これは人間業ではない、AIもどきを使って商売をしていると感じた。人手不足を補いながら、人の仕事を奪ってもいるわけだ。ホリエモンのような人物が目を付け展開している商売だろうと推測する。
問題となるのは光速で可能なネット通信販売業務は情報は運べても物は運べないことだ。ピザをネットで注文しても現物はお兄さんがピンポーンと運んでこないと届かない。そこで2024年問題が出てくるわけだ。物を運ぶトラック運送が運転手の働き方改革によって人手不足と料金値上がりで滞る問題だ。日本政府ひいては国民の弱点が象徴された躓きと自覚したい。十年前から問題が分かっているのに根本的対応を付け焼刃で先送りにして、いざとなって騒ぎ出す。これだけ心配性で慎重な国民性なのに、小手先の対策で先送りにして結局もっと痛い目に会う。浮気病の芸能人記事は片隅にして、デジタル化労働力不足の根本問題を一面の記事にするのがジャーナリストの仕事と申し上げたい。ちょっとばかし経済の知識があると株の話ばかりする、株価予想は競馬予想と同じ、それよりもデジタル化で変わる資金の動きと労働構造の変化を論じ報道して欲しい。