駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

バウワウと今年も暮れ行く

2018年12月15日 | 人生

                  

 

 戌年がもうすぐ終わる。今年の漢字が「災」では何とも残念だ。干支は十二年に一度だからまた良い戌年も巡ぐって来ると簡単には言えない。次の戌年まで生きて居られるか分からないのだ。干支というものを知った七、八歳の頃には十二年なんて殆ど永遠に感じられたものだが。

 一ダースは十二なので、洋の東西を問わず、十二には何か特別な意味が感じられたらしい。世の中は猫好きと犬好きとに分かれるらしいが、残念ながら干支には猫年がない。これにまつわるいろいろな話があり、猫が鼠を追いかける理由の一つがあるらしい。猫の代わりに架空の龍が入っている。龍を追い出して猫をという運動はないようだが、辰年の人は本物を見たことがないので、自分の干支を想像しにくいだろうと思う。そうかといって猫にしようとなるかどうか、変えるならと投票すると猫よりも像とか熊の方が上に来るかもしれない。

 荒唐無稽と言えばその通りかもしれないが、干支にまつわる運勢や性格は無意味とは思えない。何と言っても歴史的厚みと重みがあるし、二十一世紀にも、あの人は**歳だからとは私は**だからといった物言いは絶えることはないだろう。自分も時々忠実で?方向感覚が良いのは戌のせいだろうかと思ったりしている。嬉しいことに、あの空前絶後の勝負の天才、将棋の羽生さんも戌年なのだ、ウッシッシ。巨泉は戌年なのにワンワンでなかったな。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 想像力の働き方 | トップ | 消費税小考 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

人生」カテゴリの最新記事