駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

韓国戦、値千金の勝利

2011年01月26日 | スポーツ

 アジアカップ韓国戦は両雄相譲らず、予想通りの接戦となった。

 PK戦でも勝ちは勝ち。ヨーシ!。

 前半で決めることができたはず。どんなに素晴らしいチャンスを作っても、得点にならなければ零点なのだ。ここぞという時に決められないのが以前からの課題であった。かなり改善、肉薄したがまだ薄紙一枚の壁が破れない。

 遠藤、岩政は良くやった。高く評価したい。

 前田、岡崎、本田、長友、今野には合格点をあげよう。

 川島はPK戦では殊勲者だが、試合の中ではバックとの連携ミスが散見された。キーパーの仕事はキャッチングだけではない、要注意。

 香川は身体のプレーは合格点だが、判断の遅れがあった。瞬時の判断を。

 長谷部は疲労があったか、出来が悪く後追いが多かった。主将の焦りは禁物。

 内田はちょっと消極的で、持ち味の速さ鋭さに欠け、ひ弱さが目立った。イエローカード。右サイドには課題が残る。

 ザックの真価はこれから問われる。オーストラリアには戦略が有効、よく考えて、急所を押さえてくれるだろう。頼もしい監督だと感じている。

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片言散歩

2011年01月25日 | 町医者診言

 サックジャパン準々決勝は宿敵韓国。勝てるのではないか。何としても勝ってほしい。守りは中を厚く、攻めは端から切り込め。遠藤と長谷部の動きが鍵。あのいやらしくタフな動きを交わし、揺さぶれば勝機が生まれる。

 不合理は正せるかも知れないが、不条理は難しい、それは神の領域。最小不幸社会は干涸らびた響き、発信する言語力の乏しさを露呈している。野党なら得意技の反発力で十分やれたが、与党の首相には能わず、最善は身を捨てることと見る。

 インフルエンザが流行ってきた。ワクチンの効果は七割程度、検査の感度は八割程度。それをかいくぐってきた症例をどう扱うか。それをどう感じるか。最前線では誠に微妙な問題で、直ぐ納得して頂ける患者さんは有り難い。

 見上げる山並みの一番奥は白銀、朝は陽を浴びて鴇色に輝く。あの向こうは雪国、別世界が広がっているのだろう。こちらは寒いと言っても手袋で凌げる寒さ、プラットフォームでは足踏みをしても、電車の中は暖かく、眼鏡の曇りが消えるのを待って手袋を外し束の間、出版社の小冊子、波、本の窓、ちくま・・を拾い読む。さまざまな小優品がひしめき、その確かな手触りを愛でるうち、覚えず医院に辿り着く。

 

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介護の相互作用

2011年01月24日 | 医療

 

 介護は身体だけでなく心にも負担がかかり重労働である。最近は所謂老老介護が多く、88歳の爺さんを83歳の婆さんが面倒を見てるような例は多い。個体差はあるけれども腰が曲がり始めた婆さんと身体は不自由でも口うるさい爺さんのような組み合わせがよくある。

 傍から見ていると気難しい人をよくこまめに面倒を見られるなあと感心するのだが、婆さんばかりに負担が掛かって可哀相に見えて微妙に違うのが夫婦の面白いところだ。実は婆さんがある程度元気なのは爺さんを面倒見ようという覚悟だか、愛情だか、義務感だかよくわからないが、使命感のようなものがつっかい棒というかエネルギー源になっているのだ。

 中には、口はうるさくても身体は不自由のため遂に主導権は妻側に移り、爺さんをコントロールできる楽しさ?が出て来たように見える婆さんも居る。

 例外はあるけれども、七十代までだと爺さんを送って、やれやれと羽を伸ばして何年も否数十年も元気に余生を楽しまれる方も多いのだが、さすが八十代だと面倒を見る対象が居なくなって、つっかい棒が外れたか、急に認知が始まったり、歩行が覚束なくなる婆さんが多いという印象がある。

 思うに難儀なようなことでも、仕事と云うかやらなければならないことがあると人はどこからか活力が出てくるものらしい。だから婆さんは大変そうに見えても、そのことによって元気で居られるという側面もあるのだ。

 勿論、だから負担を掛けてもよいと言っているわけではない。

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本当に心配なこと

2011年01月23日 | 町医者診言

 今年に入って菅首相の目つきがますますおかしい。表情も別人のようだ。平常心を失って視野が狭まっているのではないか。

 精一杯やっても不人気で、首相の座に固執する菅さんが焦り苛立つのは並みの人としてならわからんでもない。ただ、首相がそんなことで良いわけはない。

 居直り、不人気を人のせいにして、皮相のマスコミに便乗し小沢氏を悪者に仕立て、人気浮上を図るなど笑止千万。

 指示に従わないから悪者だろうか。自分の指示の仕方や扱い方に問題がないだろうかと内省の心を持つのが成熟した政治家と云うか人間の思考だろう。

 似た考えの人ばかりを集め自分は後ろに隠れて、凝り固まった思考で突き進もうとしているように見える。異見を入れず硬直化すれば、大局を見失しない日本を破局に追い込むことになりかねない。菅個人のことならそれでもよいのだが、日本国のことだから冗談でなく心底心配している。

 寛容と忍耐の精神そして余裕と明朗な心なくして危機は乗り越えられない。心貧しく卑しい人は人を救うことができない。

 翻って野党も頼りない。マスコミは政治不信とか政治離れとかわかったような使い古された言葉に短絡するが、政治不信政治離れが蔓延しても、政治が改善されるわけでも政治の意義が失われるわけでもなく、政治劣化のつけは国民に回ってくるわけで、決して突き放して済む問題ではない。現在の停滞はマスコミにも大いに責任があると思う。客観仕立ての世論調査と政治と金などのキャッチフレーズは方法論の科学的検証と中身の吟味がなければ、羊頭狗肉を売るものだ。

 玉石混淆であるが、いや玉石混淆だからこそインターネットの世界に幾筋かの光明が見える。

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ザックジャパン逆転勝ち

2011年01月22日 | スポーツ

 よくあれだけの不利な状況の中で勝利をもぎ取った。

 アウェイで一人少ない10人そしてホームタウン寄りの審判に抗してよく勝てた。正直応援していて、何度もう駄目だと思ったことか。

 この試合では冴えなかった伊野波に最後に勝利の女神がほほ笑んだとは、不思議なことがあるものだ。

 まったく下駄を履くまで何が起こるかわからない。ザッケーローニ監督も珍しく渾身のガッツポーズで喜んでいた。

 次も楽しみにしている。

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