駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

職業的習性

2022年09月25日 | 世の中

             

 

 販売員の口車に乗せられて買ってしまったP社のテレビが案の定故障した。幸い保障期限内なので無料で修理に来てくれた。時間通りに三十前後の生真面目な感じのメカニックがやってきた。分解しないと部品の交換ができないので150cmx150cmほどの保護布を床に敷いて作業が始まった。終了後、床をきれいに掃除してから、布巾を呉れという、床はきれいになって問題ないのに、何に使うかと思ったらテレビの前の小さいテーブルを拭いた。紅茶などをちょっとこぼしたりして少し汚れていたのだ。それには女房と顔を見合わせ恐れ入った。後でああした電子部品の組み立てや取り換えをする人には細かく几帳面できれい好きが多んだろうなと言い合った。

 単に綺麗好きだけでなく、テレビの使い方も詳しく教えてくれた。有機ELテレビは注意して使わないと故障しやすいと定期的に画面を掃除する設定を教えてくれた。販売員も搬入員もそうしたことは一言も教えてくれなかった。

 セールスというかコマーシャリズムというか、印象操作が世の中を歪ませている。消費者はもっともっと賢くならないといけない。アメリカには消費者が忌憚のない時には専門的な批評を載せているサイトがある。いつも趣味で使う機器はそこの評価を参考にして良いものを手に入れてきた。アマゾンの批評に似ているがもっと詳しく匿名ではないので、ほめ過ぎや悪く言い過ぎは殆んどない。

 技術のある人が発言する機会や場所を増やした方が良いと思う。

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森保ジャパン順当勝ち

2022年09月24日 | スポーツ

             

 

 森保ジャパンがアメリカに二対〇で勝利した。アメリカは侮れない相手でなかなか強いのだが、日本は守備が機能した。なかんずく富安の守備が光った。神出鬼没の鎌田と鋭い切込みの三苫が決めたのは順当と言いたい。堂安と久保はあまり評価していないのだが、今日は合格点を出したい。スペインとドイツは強敵だが、チャンスがある気がしてきた。セルティックスの三人、前田大然、古橋享悟、旗手玲央を評価し気に入っている。特に古橋は周りが生かせば点を取るのでうまく使ってほしい。原口も名の通り元気なので十五分で良いので使いたい。ベテランの吉田がもう一つだ。判断が遅く足元を狙われる。要注意だ。

 本番まであと二試合しかないが、十分な準備ができそうに思う。

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異常事態をどう切り抜けるか

2022年09月23日 | 世界

              

 

 プーチンが部分?動員令を出した。囚人まで動員している模様だ。囚人を狩りだすのは危険だ。訓練を受けていない囚人が兵士として動けるわけがない。誤操作が怖い。

 妄想に囚われると次から次と不都合を補う妄想が雪だるま式に積み重なってゆく。行き着く先は自滅なのだが、巻き添えが余りにも大きすぎる。多くの人の頭にゴルゴサーティーンが浮かぶはずだ。実際に登場したらどうなるだろう。考えたくなるが現実にはゴルゴサーティーンは居らず、欧米諸国内部では情報収集分析と様々な作戦が練られていると想像する。

 在外ロシア人を含めたロシア人にも何ほどかの責任を感じ異常事態を認識し動いてほしい。燎原の火のように広がれば、プーチンも力を失うのではないか。

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審美眼ならぬ審人眼

2022年09月22日 | 政治経済

             

 

 審美眼という言葉がある。美しいものを見い出し愛でる眼力のことだ。何が美しいというのはこれまた難しいが、様々のようでも発散せず収斂するのではないかと思う。

 審人眼というものもあると思う。これも人さまざまで美以上に衆目は一致しがたいかもしれないが、損得や利害を離れればある範囲に絞られると思う。政治家というのは政治学者や政治評論家でなくても、国民一人一人がそれなりに判断できるはずで、玉石混淆の中から成程と思える人が選ばれると良いと思う。ご機嫌伺いや利益誘導で目が眩まされては、間違いが起きる。

 世論には政治を動かす力があるはず、審人眼を働かして平気で嘘をつく人物、ヤマギワの悪い人物、差別する人物・・・ではなく丹心を留取して汗靑を照らす人を推したい。

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袖問題

2022年09月21日 | 診療

      

 今朝は涼しい。半袖では寒いくらいだ。日中は多少暑くなるだろうが、母がよく言っていた暑さ寒さも彼岸までを思い出す。

  白衣には大した幅ではないが袖がある。これが時々診察室の机の上の小物に引っかかる。数年前までは気にならなかったので、年を取って腕をちゃんと挙げないでマウスやメモを取ろうとしているらしい。たかだか5-6cmの袖で引っかけるくらいだから、十センチ以上ある和服は大変だ。馴れない和服の袖で茶碗をひっくり返す若い女性を何度も見たことがある。優しいあるいは厳しいお小言が続いた。普段着には袖がないから、着慣れていないと粗相するのはよくわかる。

 年を取ると腕に限らず足もちゃんと挙げないで歩くのでよく躓くようになる。今は畳の部屋が減ったが、昔は畳の縁に躓いて転ぶ爺さん婆さんが沢山いた。若い時はなんでそんなものに躓くのと思っていたが今はよくわかる。

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