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私の愛聴盤(第112回)

2017-11-25 | 私の愛聴盤
第112回はジミー・レイニーの「モーメンタム」です。
「MOMENTUM」 MPS 2021757-4
  
1. MOMENTUM
2. AUTUMN LEAVES(?)
3. THE BEST THING FOR YOU IS ME
4. NOBODY ELSE BUT ME
5. WE′LL BE TOGETHER
6. JUST FRIENDS
JIMMY RANEY(g) RICHARD DAVIS(b) ALAN DAWSON(ds)
録音 1974年7月21日
ギター、ベース、ドラムスによる小編成のため、リーダーのギター・プレイがたっぷり聴けるアルバム、
ジミー・レイニーは、白人のギタリストであるタル・ファーロウ、ジョー・パス、ジム・ホール等に比べれば地味な存在ですが、テクニシャンであり、ここでもその実力を十分に発揮しています。
1曲目のタイトル曲は、リーダーのオリジナル、
2曲目の「AUTUMN LEAVES」、
作曲者がヴァーノン・デュークとなっており、実際に聴いてみても「AUTUMN IN NEW YORK」が正解です。
しかも挿入されている場所は裏面の5曲目であるという、ややこしい配置となっています。
比較的ゆったりしたテンポで演奏されていますが、その中でギターが早弾きをするというコントラストが絶妙です。
3曲目のアービング・バーリンの「THE BEST THING FOR YOU IS ME」は、ミデアム・テンポの軽快な演奏、
裏面に移って、4曲目はミュージカル「ショーボート」で歌われた恋の歌「NOBODY ELSE BUT ME」で、これも比較的早いテンポの演奏です。
余談ですが、ベティ・ベネットのアルバムに同タイトルの1枚があります。
こちらはスロー・テンポでしっとりと歌っています。


5曲目の「WE′LL BE TOGETHER」は、リーダーのオリジナルとなっていますが、これまでに聴いたことのあるスタンダードのようです。
曲目は何度聴いても思い出せないのですが、最初の1コーラスはギターの無伴奏ソロ、後半はリチャード・デイビスのベース・ソロで、全体にゆったりとしていて良い雰囲気の演奏です。
そして6曲目の「JUST FRIENDS」、
3人が各々ソロを取ったり、ギターとドラムスとの4バースもあったりで、最終曲に相応しい展開となっています。

このアルバム、
秋の夜長に、灯りを落として静かに聴くには最適の1枚です。


ところでジミーお父さん、
過去に親子の共演アルバムで登場しています。

コメント (2)
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