宮の上貴昭の初期の2作品を聴きました。
1枚目は、当時500枚限定としてコジマ録音から自費出版された最初のリーダーアルバムですが、かなりのテクニックを披露しています。
「MIYA」 ALM AL-3006

1. AUTUMN LEAVES
2. WHAT’S HAPPENED?
3. 4 ON 6
4. GEO BLUE
5. BORSIA STICKS
宮の上貴昭 (g) 北島直樹 (p) 山口雄三 (b) 酒田稔 (ds)
録音 1978年1月21日
「 AUTUMN LEAVES」は、親指を用いてメロディを丁寧に弾いており、オクターブ奏法も顔を出します。
「 WHAT’S HAPPENED?」の後半では、意表を突いて前衛的なアプローチも披露しています。
ウエス・モンゴメリーのオリジナルである「4 ON 6」では、オクターブ奏法を含め、ウエスを彷彿とさせます。
スロー・バラードの「GEO BLUE」は、ケニー・バレルのそっくりさんの様でもあるのですが、聴いていて心が和みます。
最終曲の「BORSIA STICKS」は、ジョージ・ベンソンのオリジナルですが、こちらはミディアム・テンポの4ビートで、テクニックを十分に生かしながらのきっちりと纏まった演奏になっています。
宮の上は、当初からウェス・モンゴメリーの信望者であることが知られていますが、セカンド・アルバムでは彼の名前を使ったタイトルとなっています。
「SONGS FOR WES」 KING SKS-3007

1. SONG FOR WES
2. WILLOW WEEP FOR ME
3. BLUES FOR PHILLY
4. IN A SENTIMENTAK MOOD
5. MAKI’ DREAM
宮の上貴昭 (g) 北島直樹 (p) 水橋 孝 (b) フィリー・ジョー・ジョーンズ (ds)
録音 1978年9月
演奏は、オクターブ奏法を多く取り入れていて、時々ウェスが顔を出します。
ドラマーにフィリー・ジョー・ジョーンズを迎えていますが、彼の特徴でもある前に出てくるような叩きすぎの所は殆ど無く、「BLUES FOR PHILLY」においても控えめなサポートに徹しています。
宮の上のプレイは、スタンダードの2曲より、自身のオリジナル曲の方が素晴らしく、ウエス・モンゴメリーに捧げて書いた「SONG FOR WES」と、彼の奥さんの名を排した「MAKI’ DREAM」における各人のソロも交えての演奏が特出していると思います。
なお、この2枚を通して、ピアニストの北島直樹のリリカルなプレイが光っています。
1枚目は、当時500枚限定としてコジマ録音から自費出版された最初のリーダーアルバムですが、かなりのテクニックを披露しています。
「MIYA」 ALM AL-3006



1. AUTUMN LEAVES
2. WHAT’S HAPPENED?
3. 4 ON 6
4. GEO BLUE
5. BORSIA STICKS
宮の上貴昭 (g) 北島直樹 (p) 山口雄三 (b) 酒田稔 (ds)
録音 1978年1月21日
「 AUTUMN LEAVES」は、親指を用いてメロディを丁寧に弾いており、オクターブ奏法も顔を出します。
「 WHAT’S HAPPENED?」の後半では、意表を突いて前衛的なアプローチも披露しています。
ウエス・モンゴメリーのオリジナルである「4 ON 6」では、オクターブ奏法を含め、ウエスを彷彿とさせます。
スロー・バラードの「GEO BLUE」は、ケニー・バレルのそっくりさんの様でもあるのですが、聴いていて心が和みます。
最終曲の「BORSIA STICKS」は、ジョージ・ベンソンのオリジナルですが、こちらはミディアム・テンポの4ビートで、テクニックを十分に生かしながらのきっちりと纏まった演奏になっています。
宮の上は、当初からウェス・モンゴメリーの信望者であることが知られていますが、セカンド・アルバムでは彼の名前を使ったタイトルとなっています。
「SONGS FOR WES」 KING SKS-3007



1. SONG FOR WES
2. WILLOW WEEP FOR ME
3. BLUES FOR PHILLY
4. IN A SENTIMENTAK MOOD
5. MAKI’ DREAM
宮の上貴昭 (g) 北島直樹 (p) 水橋 孝 (b) フィリー・ジョー・ジョーンズ (ds)
録音 1978年9月
演奏は、オクターブ奏法を多く取り入れていて、時々ウェスが顔を出します。
ドラマーにフィリー・ジョー・ジョーンズを迎えていますが、彼の特徴でもある前に出てくるような叩きすぎの所は殆ど無く、「BLUES FOR PHILLY」においても控えめなサポートに徹しています。
宮の上のプレイは、スタンダードの2曲より、自身のオリジナル曲の方が素晴らしく、ウエス・モンゴメリーに捧げて書いた「SONG FOR WES」と、彼の奥さんの名を排した「MAKI’ DREAM」における各人のソロも交えての演奏が特出していると思います。
なお、この2枚を通して、ピアニストの北島直樹のリリカルなプレイが光っています。