これも宮の上貴昭の比較的初期のものですが、アルバムでは5,6作目となります。
「TOUCH OF LOVE」 VAP 30016-28

1. FRIED CORNBREAD
2. GEORGIA ON MY MIND
3. SMORKIN’ IN THE RAIN
4. BODY AND SOUL
5. TOUCH OF LOVE
6. TOKYO AIR SHAFT
7. THANK YOU JIMMY
宮の上貴昭 (g) JIMMY SMITH (org) 初山 博 (vib) 石川久雄 (ts) 山口雄三 (b) KENNY DICSON (ds)
録音 1981年9月26, 29日
これは、ジミー・スミスの4度目の来日を捉えて共演が実現したもので、ギターとオルガンとの相性が増幅した演奏集となっており、曲によってギター・ソロや、テナー、ヴァイブの参加により色々と変化が楽しめます。
1曲目の「 FRIED CORNBREAD」は12小節のブルースで、テーマ部分はテナー+リズムによる4人で演奏されますが、ジミースミスは勿論のこと、石川久雄のテナー・サックスがスタンリー・タレンタイン張りのソウルフルなプレイで良い味を出しています。
トリオで演奏される「 GEORGIA ON MY MIND」は、宮の上のオクターブ奏法を交えての歌心あるプレイと、曲の後半でソロを取るジミー・スミスのソフトなプレイが全体を盛り上げています。
ギター・ソロによる「BODY AND SOUL」は、シングル・トーンとギターの特徴を生かしたアルペジオのバランスが絶妙で、美しい音色の演奏が堪能できます。
全員が参加するボサノバ調の「TOUCH OF LOVE」は、各人のソロによるリレーで進行しますが、後半で登場するジミー・スミスは軽く流しているようでも、やはりそこは貫禄があります。
最終曲の「 THANK YOU JIMMY」は、サイドメンとして参加してくれたジミー・スミスに敬意を表してのもので、ミディアム・テンポでギターとベースのデュオで軽快に演奏されています。
「NATHALIE」 VAP 30112-25

1. CLEOPATRAS DREAM
2. SAMBAKAN
3. NATHALIE
4. AS LONG AS I LIVE
5. CANDY
6. BEGIN THE BEGIN
7. TO WEST
8. AMOR
宮の上貴昭 (g) 初山 博 (vib) 吉岡秀晃 (p) 沼上 励 (b) 岡山和義 (ds) 藤沢博延 (ds)
録音 1983年4月19, 20日
こちらは、前作品からヴィブラフォンの初山博だけが参加していて、この先、宮の上とは数多く共演することになる吉岡秀晃が初めて加わっています。
ジャズのエッセンスを詰め込んだ中で、ラテン・ナンバーやボサノバを取り入れた軽やかな演奏集で、楽器編成からしてギター・ピアノ、ヴァイブによるユニゾン部分もあり、ジョージ・シアリングのグループを彷彿とさせます。
ギタリストがバド・パウエルの「CLEOPATRAS DREAM」を取り上げるのは珍しいですが、テーマ部はギター、ヴァイブ、ピアノのユニゾンで軽快に演奏される正にシアリング・サウンドで、ソロに移っての宮の上は、一部でバド・パウエルが演ったアドリブをそのままギターで再現していて、特に印象深い演奏となっています。
ロシア民謡である「黒い瞳」をアレンジした「 NATHALIE」は、ゆったりしたテンポの中で、これもまた宮の上のソウルフルなソロを聴くことが出来ます。
「AS LONG AS I LIVE」は、ギターとヴァイブの響きが美しく、軽快で爽やかな1曲です。
ラテン・ナンバーの中では「BEGIN THE BEGIN」による全員の絡みが素晴らしく、宮の上のプレイも快調そのものです。
このVAPレーベルにおける2枚は、いずれも肩の凝らない演奏集で、一服の清涼感ある作品となっています。
「TOUCH OF LOVE」 VAP 30016-28



1. FRIED CORNBREAD
2. GEORGIA ON MY MIND
3. SMORKIN’ IN THE RAIN
4. BODY AND SOUL
5. TOUCH OF LOVE
6. TOKYO AIR SHAFT
7. THANK YOU JIMMY
宮の上貴昭 (g) JIMMY SMITH (org) 初山 博 (vib) 石川久雄 (ts) 山口雄三 (b) KENNY DICSON (ds)
録音 1981年9月26, 29日
これは、ジミー・スミスの4度目の来日を捉えて共演が実現したもので、ギターとオルガンとの相性が増幅した演奏集となっており、曲によってギター・ソロや、テナー、ヴァイブの参加により色々と変化が楽しめます。
1曲目の「 FRIED CORNBREAD」は12小節のブルースで、テーマ部分はテナー+リズムによる4人で演奏されますが、ジミースミスは勿論のこと、石川久雄のテナー・サックスがスタンリー・タレンタイン張りのソウルフルなプレイで良い味を出しています。
トリオで演奏される「 GEORGIA ON MY MIND」は、宮の上のオクターブ奏法を交えての歌心あるプレイと、曲の後半でソロを取るジミー・スミスのソフトなプレイが全体を盛り上げています。
ギター・ソロによる「BODY AND SOUL」は、シングル・トーンとギターの特徴を生かしたアルペジオのバランスが絶妙で、美しい音色の演奏が堪能できます。
全員が参加するボサノバ調の「TOUCH OF LOVE」は、各人のソロによるリレーで進行しますが、後半で登場するジミー・スミスは軽く流しているようでも、やはりそこは貫禄があります。
最終曲の「 THANK YOU JIMMY」は、サイドメンとして参加してくれたジミー・スミスに敬意を表してのもので、ミディアム・テンポでギターとベースのデュオで軽快に演奏されています。
「NATHALIE」 VAP 30112-25



1. CLEOPATRAS DREAM
2. SAMBAKAN
3. NATHALIE
4. AS LONG AS I LIVE
5. CANDY
6. BEGIN THE BEGIN
7. TO WEST
8. AMOR
宮の上貴昭 (g) 初山 博 (vib) 吉岡秀晃 (p) 沼上 励 (b) 岡山和義 (ds) 藤沢博延 (ds)
録音 1983年4月19, 20日
こちらは、前作品からヴィブラフォンの初山博だけが参加していて、この先、宮の上とは数多く共演することになる吉岡秀晃が初めて加わっています。
ジャズのエッセンスを詰め込んだ中で、ラテン・ナンバーやボサノバを取り入れた軽やかな演奏集で、楽器編成からしてギター・ピアノ、ヴァイブによるユニゾン部分もあり、ジョージ・シアリングのグループを彷彿とさせます。
ギタリストがバド・パウエルの「CLEOPATRAS DREAM」を取り上げるのは珍しいですが、テーマ部はギター、ヴァイブ、ピアノのユニゾンで軽快に演奏される正にシアリング・サウンドで、ソロに移っての宮の上は、一部でバド・パウエルが演ったアドリブをそのままギターで再現していて、特に印象深い演奏となっています。
ロシア民謡である「黒い瞳」をアレンジした「 NATHALIE」は、ゆったりしたテンポの中で、これもまた宮の上のソウルフルなソロを聴くことが出来ます。
「AS LONG AS I LIVE」は、ギターとヴァイブの響きが美しく、軽快で爽やかな1曲です。
ラテン・ナンバーの中では「BEGIN THE BEGIN」による全員の絡みが素晴らしく、宮の上のプレイも快調そのものです。
このVAPレーベルにおける2枚は、いずれも肩の凝らない演奏集で、一服の清涼感ある作品となっています。