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オムニバス・レコードからの1枚

2022-12-18 | JAZZ
色々なセッションを集めたオムニバス盤の代表的格の1枚

「JAZZ IN TRANSITION」TRLP 30
  
1. SWING A LITTLE TASTE
SUN RA ORCHESTRA
2. CRAZY RHYTHM
DONALD BYRD SEXTET
3. BACKSTREET
DICK WETMORE - TOMMY BALL GROUP
4. TINY’ BLUES
HERB POMEROY QUINTET
5. TRAIN’S STRAIN
CURTIS FULLER - PEPPER ADAMS GROUP
6. SWEET AND LOVELY
CECIL TAYLOR TRIO
7. SOMETHING’S GOTTA GIVE
JAY MIGLIORI QUINTET
録音 1955~56年

オムニバス盤は、メインの盤に収納しきれなかったものや、ここでだけしか聴けない演奏など様々ですが、トランジションの30番となるこのレコードは、かってこのレーベルが30枚分のレコーディングを行っていた中で、未発売に終わってしまったものもあり、小冊子の付いたレコードとして以前から注目されてきた1枚でした。

その中で、各々の演奏内容について、一言ずつ記載してみました。
1)サン・ラ・オーケストラの初レコーディングからの1曲で、スイング感極まりないミディアム・テンポのブルース。
2)TRLP - 4 に収録しきれなかった1曲で、ドナルド・バードのハツラツとしたプレイに対し、少し控えめなジョー・ゴードン、そして、アート・ブレイキーが演奏全体を鼓舞するドラミングで締めており、曲の最後にドラム・ソロも披露。
3)このアルバムでしか聴くことが出来ないディック・ウエットモア~トミー・ポール・グループによる演奏で曲曲の後半でウエットモアのヴァイオリンによるピチカット・ソロが珍しい。
4)ハーブ・ポメロイ・クインテットのライブ録音で、同じ時の演奏は国内盤で発売されている「ジャズ・イン・ア・ステイプル(TRLP-1)」で聴くことが出来る。
5)カーティス・フラーを中心としたグループによる「トレインズ・ストレイン」では、ジョン・コルトレーンの初期の演奏を聴くことが出来る貴重なセッションで、ポール・チェンバースのベース・ソロも力強く響く。
6)セシル・テイラーの初リーダー・アルバムである「ジャズ・アドヴァンス(TRLP - 19)」 と同じ時のセッションで、テイラーは、ゆったりとしたテンポで淡々と演奏しており、時々斬新なハーモニーが顔を出す。
7)リーダーのジェイ・ミグリオリのテナーと、トミー・ボールのトランペット・プレイが堪能できる1曲。

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