新たな竿を購入してアタフタしているのは先日書き込んだとおりです。
元の竿を振ると気持ちよく糸が出て行くのに、新たな竿にするとフニャフニャと。。。先までパワーが伝わりません。
テンカラは振込みが上手く行かなければ、もうそれだけで釣れない・・ってか、釣れても楽しくないです。ですから振込みは基本中の基本です。それが上手くできないのですから何とかしなければなりません。
振込みは道具類とその人の振り方がマッチする必要があります。(もっとも、上級者になるとどんな竿でも振りこなせるのですが)腕力や振り方の癖はその人独自の物ですが、竿を購入したらそれにこちらが合わせなくてはなりません。また、糸の問題もあります。よって、その人に合った竿、糸、振り方の3拍子が揃って初めて良い振込みが出来るのです。
この中で工夫のしようが無いのが竿です。せいぜい竿先を詰めるとか、グリップを加工するくらいです。ですから、竿を手に入れた以上はそれを基本として、竿に合った糸を作ったり、それに合わせた振り方に変えなければなりません。新たな竿を使う場合、前より良くありたい(糸が綺麗に飛ぶとか、長い糸が扱えるとか)ので、最低でも今まで以上を希望するわけですが、今までの竿を使った期間が長ければ長いほどその癖はしっかり付いてしまっているので、今までのようには行きません。
これを打破するために色々な糸を作って、その一本一本を色々な振り方を試みて絶妙なバランスを作り上げていくのです。週二ペースで釣りに行く僕ですから、少しでも早く完成に近づきたい一心で、仕事を終えてからほぼ毎日糸を作ってそのテストを繰り返していました。撚り糸だけでも太さや撚りの本数、またその長さ(テーパーの強弱)を変えて、なんと47本も作り、そしてテストを繰り返ししました。このテの問題は竿に適合した糸を付けたからといってすぐに綺麗な振込みが出来るといったものではありません。駄目だと思っても練習をして様々な振り方をして、もうネタ切れとなったときに駄目のレッテルを貼り、改善点を模索して、また新たな糸を作って・・・の繰り返しです。
でも、昨日ちょっとしたコツがつかめてフニャフニャだったラインがピーーーンって。コツは言葉では言い表わし辛いのですが、あえて言えばブワーーーンと振りながら一ヶ所だけキュッっと締め込むっていうか・・・そんな感じです。これが案外難しいです。でも、これによって実に快適な釣りができるようになりました。
ここに来るまで何度も竿を再々新調してしまおうかと考えましたが、良く考えてみれば、竿は各メーカーのテスターさんがテストを繰り返し、これで良しとして発売するわけですから、工夫すれば必ず飛ぶようになるのは当然の事でした。
やはり釣りは試行錯誤し、それを具現化し、そして練習して一つ一つ壁を乗り越えていくことに快感があることを再認識しました。テンカラの場合は特に慣れみたいなものがありますので、駄目だからといってすぐに買い換えてしまうのは技術の発展を自ら阻止してしまうものであり、道具に頼った釣りばかりになってしまうので、その人に発展は望めなくなります。要はメーカーがいい物を出したときだけ上手くなった気持ちでいるだけです。要はメーカー任せであって、そうなると本来の釣りの楽しみ方がどこかに行ってしまいそうな、そんな気がしました。
画像は昨日釣ったイワナ(目算で9寸)です。
元の竿を振ると気持ちよく糸が出て行くのに、新たな竿にするとフニャフニャと。。。先までパワーが伝わりません。
テンカラは振込みが上手く行かなければ、もうそれだけで釣れない・・ってか、釣れても楽しくないです。ですから振込みは基本中の基本です。それが上手くできないのですから何とかしなければなりません。
振込みは道具類とその人の振り方がマッチする必要があります。(もっとも、上級者になるとどんな竿でも振りこなせるのですが)腕力や振り方の癖はその人独自の物ですが、竿を購入したらそれにこちらが合わせなくてはなりません。また、糸の問題もあります。よって、その人に合った竿、糸、振り方の3拍子が揃って初めて良い振込みが出来るのです。
この中で工夫のしようが無いのが竿です。せいぜい竿先を詰めるとか、グリップを加工するくらいです。ですから、竿を手に入れた以上はそれを基本として、竿に合った糸を作ったり、それに合わせた振り方に変えなければなりません。新たな竿を使う場合、前より良くありたい(糸が綺麗に飛ぶとか、長い糸が扱えるとか)ので、最低でも今まで以上を希望するわけですが、今までの竿を使った期間が長ければ長いほどその癖はしっかり付いてしまっているので、今までのようには行きません。
これを打破するために色々な糸を作って、その一本一本を色々な振り方を試みて絶妙なバランスを作り上げていくのです。週二ペースで釣りに行く僕ですから、少しでも早く完成に近づきたい一心で、仕事を終えてからほぼ毎日糸を作ってそのテストを繰り返していました。撚り糸だけでも太さや撚りの本数、またその長さ(テーパーの強弱)を変えて、なんと47本も作り、そしてテストを繰り返ししました。このテの問題は竿に適合した糸を付けたからといってすぐに綺麗な振込みが出来るといったものではありません。駄目だと思っても練習をして様々な振り方をして、もうネタ切れとなったときに駄目のレッテルを貼り、改善点を模索して、また新たな糸を作って・・・の繰り返しです。
でも、昨日ちょっとしたコツがつかめてフニャフニャだったラインがピーーーンって。コツは言葉では言い表わし辛いのですが、あえて言えばブワーーーンと振りながら一ヶ所だけキュッっと締め込むっていうか・・・そんな感じです。これが案外難しいです。でも、これによって実に快適な釣りができるようになりました。
ここに来るまで何度も竿を再々新調してしまおうかと考えましたが、良く考えてみれば、竿は各メーカーのテスターさんがテストを繰り返し、これで良しとして発売するわけですから、工夫すれば必ず飛ぶようになるのは当然の事でした。
やはり釣りは試行錯誤し、それを具現化し、そして練習して一つ一つ壁を乗り越えていくことに快感があることを再認識しました。テンカラの場合は特に慣れみたいなものがありますので、駄目だからといってすぐに買い換えてしまうのは技術の発展を自ら阻止してしまうものであり、道具に頼った釣りばかりになってしまうので、その人に発展は望めなくなります。要はメーカーがいい物を出したときだけ上手くなった気持ちでいるだけです。要はメーカー任せであって、そうなると本来の釣りの楽しみ方がどこかに行ってしまいそうな、そんな気がしました。
画像は昨日釣ったイワナ(目算で9寸)です。