夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

毛鉤 Part.Ⅱ

2017年04月18日 21時59分21秒 | 渓流釣り
 下記で久し振りに毛鉤を巻いたことを書きましたが、そのクオリティーの低さに自分自身がビックリしました(笑。
 勿論てんからは毛鉤ではなく誘いが重要なので下の毛鉤でもいいのですが、ちゃんと巻ける技術がある人が巻いた雑な毛鉤と、ちゃんと巻けない人が巻いた毛鉤では見た目はあまり変わらないとしても釣っている時の気分が違います。
 で、練習も兼ねてまたマキマキしてみました。昔よく使っていた逆さ毛鉤とここ数年のお気に入りのサカサマ毛鉤です。

 少しだけクオリティーが上がったと思いませんか?・・・えっ? たいして変わらないって(悲。
  ・・・・・いいんです、いいんです。使うのは僕ですから。

 で、フと思いつきました。動かして初めて効果を出す毛鉤しかないことに。逆さ毛鉤はクイックイッと動かして誘うことが多いです。そして喰いの間はそのクイッとクイッの間であることが多いです。サカサマ毛鉤は適当に滅茶苦茶に動かしまくるのでどこで喰って来るかは未知です。一応この辺で喰って来るのではないかと予測を立ててはいるのですが、そこで喰ってくる事はとても少ないのが現実です。下手な証拠ですね。
 いずれにしても毛鉤をいま流行りのナチュラルドリフトに流して釣るのではなく、自分の手で水流に任せないで自然の虫に似せた不自然な動きを与えて釣るのが好きなのです。特にサカサマ毛鉤はただ浮かして流していたのでは、誰が(含 魚)見てもただのゴミです。食いつくはずがありません。しかし、竿の操作によって動かす事により毛鉤に命を吹き込み魚に餌の虫だと勘違いさせて喰わせる毛鉤です。釣れた時の釣った感は半端じゃないです。釣れる釣れないは二の次になってしまう毛鉤なのです。巻くのも楽だし釣っても面白い毛鉤だから大好きです。

 渓流が解禁となって一ヶ月あまりが経っていますが、まだ渓流には二回しか行っていません。まだ盛期ではないからなのですが、その二回で釣りがチョー下手になっていることに気が付いています。長期休暇を取っていたのですから仕方がありません。初心に帰ったつもりで、まずは以前のような竿の扱いが出来るよう練習をするところから入ります。そんな時にはうってつけの毛鉤だと思います。
 勿論餌釣りもしますので、そちらも初心者レベルに落ちてしまったので今年は新たに0からのスタートを切ります。こんな状態ですから皆様のご期待に沿えるようなつりは出来ないかもしれませんが、これから徐々に改良を加えて自分の釣りを構築して行きますので、いいのが釣れるようになるまで首を長くしてお待ち下さい。
 また0からのスタートは面倒臭い気もあるのですが、下手になってしまったのですから仕方がありません。しかも渓流釣りの素晴らしさは体が覚えてしまっているので辞めることは考えられません。これから新緑の時期になります。この時期の山はとても綺麗です。そんな自然の中に身を委ねて一日を過ごす快感はこの釣りをやられている人しか味わう事ができない至福の時です。釣れなくても楽しいです。そして釣れたらもっと楽しいです。ゴミのような毛鉤で美しい渓魚が釣れたらもっと素敵です。

 機会があったら是非皆様もやってみてください。心がすっきりしますよ!