夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

「i」毛鉤再び

2017年06月09日 22時53分45秒 | 渓流釣り
先回、「i」毛鉤にの性能ついて書きました。
そしてまた「i」毛鉤についてです。
「i」毛鉤の性能は、誘い釣りでテンションが抜けた時の毛鉤の姿勢がいい事が重要です。そのためには蓑毛(ハックル)がロート状を保っている方がいいです。ただ、少々ロート状形態が崩れても重心のアンバランス、及び沈んで行く時の各部の水の抵抗のアンバランスが保たれていれば問題はありません。毛鉤は何度も何度も打ち返すので、水の抵抗や空気の抵抗でだんだんとロート状形態が崩れてしまいます。とはいうものの、逆さ毛鉤はその性能を100%発揮するために、やはりロート状形態を保ちたいものです。そこで今回は蓑毛の根元をしっかりと糸で巻いて糸と糸で挟み込む様にしました。これでより頑丈な毛鉤になるのではないかと思います。
 尚、今までは京都西陣の刺繍絹糸を使っていたのですが、それがもう売られていなくなったので、今回はヤフ○クで購入した新たな絹糸で巻いています。絹糸にこだわるのは、輝きが良いとかも言われますが、僕は見た目よりも丈夫さと結び目の解けなさです。今回買ったこの糸はとてもいい糸で、巻いていくとヨリが解けていい具合に巻けます。僕にもっと毛鉤を巻く技術があればきっと素晴らしい毛鉤ができるのでしょうが、僕の拙い技術ではこんな程度でいっぱいいっぱいです。でも、毛鉤は綺麗に作る必要は感じていません(だから上手くならないのですが)。綺麗さよりも釣っている時にいい姿勢を保つ事が第一、そして第二に頑丈さを求めるだけです。綺麗or汚いは人が見ての話で、我々が汚いと思っている物でも魚から見たらとんでもなく美味しそうなご馳走に見えるかもしれません。そんな毛鉤で美しいヤマメが釣れた時にはもう最高の幸せを感じてしまう僕です。

あぁ、早く使ってみたいな、この毛鉤。