むかし、♪ イヨ~マンテ~♪ なんて唄がありましたが・・・(!古!)
きょうの初夏の野草は「いよ~、マンテマ~」であります(笑)
マンテマ
これがナデシコ科のマンテマです。
仲間にシロバナマンテマ(↓)があります。
シロバナマンテマ
シロバナマンテマ(ピンク)
ピンク色をしていても 赤花マンテマと言わなくて、シロバナマンテマなんですね
マンテマというのは花弁の色が暗い赤に白い縁どりが入っている花のことです。もっとも実際は花弁の色は白であり、その中に暗い赤の斑が入っている、というのが正確なんだそうですけど。
そして、ややこしいことに、「マンテマ」は「シロバナマンテマの変種」なんです!
「マンテマは江戸時代末期に渡来し庭などに植えられていたものだ
のちに入ってきたシロバナマンテマはマンテマに対して花が白っぽい。ということで名がつけられたが
シロバナマンテマが基本種でマンテマはその変種なのだ」(神戸の花と木(今の花と木の様子)「シロバナマンテマ」)
マンテマもシロバナマンテマもピンクのシロバナマンテマも、花が違うだけで、他はみな同じなのだそうですが・・・
そして「マンテマ」という面白い名前ですが、由来がはっきりしません。
「・・・「マンテマ」という不思議な和名の由来は、牧野の植物図鑑には、「海外から渡って来た当時の呼び名のマンテマンの略されたもので、このマンテマンは多分にAgrostemma(ムギセンノウ)という属名が転訛したものではないかと想像する。」と書かれています。因みに、「センノウ」は、嵯峨の仙翁寺にあったナデシコというような意味です。」(PLANT LIFE SYSTEM 研究紹介「3-2. Silene latifolia (ヒロハノマンテマ)」)
マンテマは毛むくじゃらです。長い毛と腺毛がいっぱい付いています。
「マンテマには長い毛と短い腺毛が多い。特に萼筒には腺毛が多い。この粘液は大切な花を守るためのものである。毛だけでも防虫効果がありそうであるが、腺毛もあわせ持っていると小さな昆虫は這い登ることが困難であろう。」(植物雑学事典「マンテマ Silene gallica var. quinquevulnera」)
「粘液に忌避物質を持っているとさらに効果は高いであろうが、その点はわからない。」(同上)
ムシトリナデシコ
いまさらですが、ナデシコ科マンテマ属の帰化植物です。
ムシトリナデシコはムシトリマンテマだったのです。
地中海沿岸原産で、日本には幕末に観賞用として移入、全国の野に広まりました。
萼はマンテマが太いのに対して ずいぶんほっそりしています。
「雄しべは10個あって、早番の雄しべ5個と、遅番の雄しべ5個があるようである。」(続・樹の散歩道 「ムシトリナデシコの花の観察」 )
「虫取り」の名の由来は 花の下の葉の下の茶色い部分にあります。ここから粘液が出ていて、花のほうに上がって行こうとする虫をくっつけて動けなくしているのです。
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きょうの初夏の野草は「いよ~、マンテマ~」であります(笑)
マンテマ
これがナデシコ科のマンテマです。
仲間にシロバナマンテマ(↓)があります。
シロバナマンテマ
シロバナマンテマ(ピンク)
ピンク色をしていても 赤花マンテマと言わなくて、シロバナマンテマなんですね
マンテマというのは花弁の色が暗い赤に白い縁どりが入っている花のことです。もっとも実際は花弁の色は白であり、その中に暗い赤の斑が入っている、というのが正確なんだそうですけど。
そして、ややこしいことに、「マンテマ」は「シロバナマンテマの変種」なんです!
「マンテマは江戸時代末期に渡来し庭などに植えられていたものだ
のちに入ってきたシロバナマンテマはマンテマに対して花が白っぽい。ということで名がつけられたが
シロバナマンテマが基本種でマンテマはその変種なのだ」(神戸の花と木(今の花と木の様子)「シロバナマンテマ」)
マンテマもシロバナマンテマもピンクのシロバナマンテマも、花が違うだけで、他はみな同じなのだそうですが・・・
そして「マンテマ」という面白い名前ですが、由来がはっきりしません。
「・・・「マンテマ」という不思議な和名の由来は、牧野の植物図鑑には、「海外から渡って来た当時の呼び名のマンテマンの略されたもので、このマンテマンは多分にAgrostemma(ムギセンノウ)という属名が転訛したものではないかと想像する。」と書かれています。因みに、「センノウ」は、嵯峨の仙翁寺にあったナデシコというような意味です。」(PLANT LIFE SYSTEM 研究紹介「3-2. Silene latifolia (ヒロハノマンテマ)」)
マンテマは毛むくじゃらです。長い毛と腺毛がいっぱい付いています。
「マンテマには長い毛と短い腺毛が多い。特に萼筒には腺毛が多い。この粘液は大切な花を守るためのものである。毛だけでも防虫効果がありそうであるが、腺毛もあわせ持っていると小さな昆虫は這い登ることが困難であろう。」(植物雑学事典「マンテマ Silene gallica var. quinquevulnera」)
「粘液に忌避物質を持っているとさらに効果は高いであろうが、その点はわからない。」(同上)
ムシトリナデシコ
いまさらですが、ナデシコ科マンテマ属の帰化植物です。
ムシトリナデシコはムシトリマンテマだったのです。
地中海沿岸原産で、日本には幕末に観賞用として移入、全国の野に広まりました。
萼はマンテマが太いのに対して ずいぶんほっそりしています。
「雄しべは10個あって、早番の雄しべ5個と、遅番の雄しべ5個があるようである。」(続・樹の散歩道 「ムシトリナデシコの花の観察」 )
「虫取り」の名の由来は 花の下の葉の下の茶色い部分にあります。ここから粘液が出ていて、花のほうに上がって行こうとする虫をくっつけて動けなくしているのです。
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