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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オオバヤシャブシ - 岡崎市民病院前

2020-03-20 20:36:34 | みんなの花図鑑
<イモムシみたいな樹の花>、その1

お彼岸のお墓参りに行ってきました。
途中の道路は雑木林の中を走っているのですが、たくさんの木が黄緑色の花をつけています。
近寄ってみると、イモムシみたいな花穂をつけています。
実は イモムシみたいな花穂は 雄花。 同じ枝のさらに先のほうに、イモムシ型の雄花より小さい雌花がついています。
イモムシみたいな雄花と 雌花は、 大きさがとても違います。




よく似た木に ヤシャブシとかヒメヤシャブシがあります。
両者を区別するには、 雌花と雄花(イモムシ)の枝の付き方を調べます。
オオバヤシャブシは 枝先に 雌花があり、枝の根元側に 雄花(イモムシ)があります。
ヤシャブシとかヒメヤシャブシは この順番が逆なのです。 なので オオバヤシャブシを判別するのは容易です。
往復1 kmくらいの道路わきに 20本くらいのイモムシの生っている!木を観察しましたが、そのどれもが 雌花が枝先のオオバヤシャブシでした!!





イモムシみたいな雄花に近づいてみました。 こんな風に 無数の雄しべの葯(花粉を容れた袋)が円周状についているのが分かります。その数は もう、膨大な量です!




そして、その手前(枝先側)にある 雌しべです。 小さいですが、近づいてみると、鱗のような芽鱗から赤い柱頭展開していて けっこうきれいなのです。




雌しべにさらに近づいてみました。柱頭の赤がキレイです。





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