

ニシキギ科のマユミですが、秋の果実のにぎやかさに比べると、花は地味です。
細かい花がいっぱい咲くので、ごちゃごちゃして無統一なように見えますが・・・

散形花序というのでしょうか、丸くまとまっているようです。

蕾と花。
マユミは 4数性で、花弁は4枚、おしべも4個です(果実も4つに割れます)。

それ(4数性)はいいのですが、マユミは雌雄同株・雌雄異株、両方の説がある様で困惑します。

「マユミは、雌雄異株とする情報もありますが、雌しべが短い花をつける個体が
あり、結実しにくい傾向があるだけなので、雌雄同株とするのが妥当です。」(みんなの趣味の園芸『マユミとは』)

つまり、マユミの花には雄しべが雌しべより長いものと、逆に雌しべの方が長いものの2つのタイプがあるそうなのです。
実際に観察してみると、実にいろいろな形があるようで、ソバの花のように、きれいには分類できません。

たとえば、この花などどうでしょう?
おしべとめしべ、ともに背が低いようですが・・・
雄しべのほうは 花柱が白っぽく扁平で、退化しているようにも見えます。
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