西浦海岸では クサギの花もたくさん見ました。
前回、 ヒメイチジク(イヌビワ)が 海岸に多いことは分かりました。
「海浜は、海からの風と飛砂、飛沫塩分、貧栄養など、過酷な環境条件下にある。これに耐えることができる植物が、海浜に生育する」
「一般に葉は厚く、クチクラ(角皮。動植物の体表をおおう細胞が外表面に分泌したかたい膜状構造)が発達し、耐乾性、耐塩性の強いものが多い。」(西尾自然観察会「西浦温泉で浜辺の植物探し」PDF)
ヒメイチジクは確かにこの条件に適合して 葉が厚いです。
では クサギ はどうなんでしょう? クサギの葉は さほど厚いとも思われませんが・・・
理由は分からないままですが、 上記 PDF にも 西浦海岸でよくみられる植物の中に クサギの木は入っています。
クサギは シソ科(←クマツヅラ科)クサギ属の木で、 日本に分布するクサギ属として クサギ と イボタクサギ があります。 「イボタクサギは海岸に生育する蔓性の低木で南西諸島に見られる。」(wiki 「クサギ属」)とありますから、 やはり クサギ属全体が海岸に親縁性を持つ属ということでしょうか。
クサギの花は 雄性期と雌性期があります。 雄性先熟で、上の花は雄性期の花で 雄しべ4本が伸びています。
雄性期から雌性期に変わる中間の状態の花です。 一番手前(上)の花は おしべが退場する前に めしべが突き出してきました。
雌性期の花です。 めしべだけが伸びていて、 おしべは ぐったりしています。 クサギが出す蜜の分泌量は 雌性期のほうが多いと考えられています。めしべは一本しかなく 花粉のように簡単に虫とやり取りできませんので、十分時間をとる必要があるからだと考えられています。
前回、 ヒメイチジク(イヌビワ)が 海岸に多いことは分かりました。
「海浜は、海からの風と飛砂、飛沫塩分、貧栄養など、過酷な環境条件下にある。これに耐えることができる植物が、海浜に生育する」
「一般に葉は厚く、クチクラ(角皮。動植物の体表をおおう細胞が外表面に分泌したかたい膜状構造)が発達し、耐乾性、耐塩性の強いものが多い。」(西尾自然観察会「西浦温泉で浜辺の植物探し」PDF)
ヒメイチジクは確かにこの条件に適合して 葉が厚いです。
では クサギ はどうなんでしょう? クサギの葉は さほど厚いとも思われませんが・・・
理由は分からないままですが、 上記 PDF にも 西浦海岸でよくみられる植物の中に クサギの木は入っています。
クサギは シソ科(←クマツヅラ科)クサギ属の木で、 日本に分布するクサギ属として クサギ と イボタクサギ があります。 「イボタクサギは海岸に生育する蔓性の低木で南西諸島に見られる。」(wiki 「クサギ属」)とありますから、 やはり クサギ属全体が海岸に親縁性を持つ属ということでしょうか。
クサギの花は 雄性期と雌性期があります。 雄性先熟で、上の花は雄性期の花で 雄しべ4本が伸びています。
雄性期から雌性期に変わる中間の状態の花です。 一番手前(上)の花は おしべが退場する前に めしべが突き出してきました。
雌性期の花です。 めしべだけが伸びていて、 おしべは ぐったりしています。 クサギが出す蜜の分泌量は 雌性期のほうが多いと考えられています。めしべは一本しかなく 花粉のように簡単に虫とやり取りできませんので、十分時間をとる必要があるからだと考えられています。
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