安城デンパークのグラスウォークのワレモコウ。
林立する姿がいい雰囲気なので、それを撮ろうとするのですが、全くうまく撮れません。
学名は Sanguisorba officinalis
Sanguisorba は 、「Sanguis」(血)+「sorbere」(吸収する)から派生し、ワレモコウの根の部分にタンニンが含まれ、古くから止血効果のある薬として用いられていたことに由来します。
花穂の上から順に咲き下っていきます。これは咲きだしたところ。
花は4枚の暗赤紫色の萼片が、つぼ型の花弁のように連なってできていて、その中に4本の雄しべと1本の雌しべがあります。
上は 雄しべのほうにピントを合わせました。
下は 雄しべより短い雌しべの柱頭のほうにピントを合わせました。
三河の植物観察によるとワレモコウは「雄しべは4個、萼片より短く、花の外へは出ない。」とあります。
でも、写真の雄しべを見ると花弁(萼片)の外へ飛び出しているように思われます。
そうであればこれはナガボノアカワレモコウ(学名:Sanguisorba tenuifolia )ということになります。ただ、典型的なSanguisorba tenuifolia であれば「花糸の白色が目立つ」はずですが、それほど目立たないので、広義のワレモコウのままでいいような気がします。
雄性先熟で初め雄しべが花粉を出し、そのあと雌しべが成熟します。
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