副題に 「ガガイモ科」とありますが、残念ながら今はガガイモ科ではなくキョウチクトウ科に所属替えされています。
学名 Asclepias curassavica
属名 Aesculapius は 古代ギリシャの医者Aesculapius から。
種小名 curassavica は (ベネズエラ北方の西インド諸島にある)「キュラソー島」より。
「葉は対生、萼は5裂(後出)、花冠は濃橙紅色で5深裂し、裂片は反転。」(続・樹の散歩道「奇妙なトウワタの花の観察」)
「雄しべは花冠基部にあり、花糸は癒合して筒状になる。雄しべと雌しべは合体して蕊柱(ずいちゅう)を形成。」(同上)
この蕊柱(ずいちゅう)の雄しべの根元に 蜜があふれているのです。
「濃黄色の副花冠は蜜を貯めるカップ状の裂片 cup とカップ内側の角状の突起 horn で構成され、雄しべの背面につける。」(同上)
「豊かな蜜が副花冠のカップの中で盛り上がっている。時間が経過すると糖の結晶が析出して、甘いジャリジャリ感を楽しむことができる。」(同上)
安城デンパークのフローラルプレイス(大温室)にて撮影
蝶も来ないので蜜が今にも滴り落ちそうです。
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