木の花 (2) ヤシャブシ、オオバヤシャブシ

ヤシャブシ

木の花第1回の「キブシ（木五倍子）」に韻を踏んで、今度は「ヤシャブシ（夜叉五倍子）」です。
こちらは キブシと違って、一本の木に 雄花と雌花が付いています、雌雄異花です。
枝の先にあるイモムシみたいなのが「雄花」
その後ろから出ている小さい花が「雌花」です。




ヤシャブシのようなカバノキ科の樹木の花は風媒花です。枝の先のイモムシみたいな雄花は 花粉の塊です。




成熟すると風に乗って花粉を飛ばします。




オオバヤシャブシ

こんどは 「オオバヤシャブシ」です。ヤシャブシとどこが違うの？




オオバヤシャブシのほうは 今度は 雌花のほうが枝先に付きます。
ヤシャブシとは 雌雄の花の付く順番がさかさまなのです。



オニグルミなどの雌花と同じで、成熟すると 赤くなります。




雄花のほうは 脂ぎってます。



アーカイブ

オオバヤシャブシ 枝先の雌花 2018-3-15 ＠へきなんたんトピア




オオバヤシャブシ 枝先の若い果実 2018-4-30 ＠鞍ヶ池公園