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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

これもナガミヒナゲシ? ‐ 思考実験

2024-05-31 17:00:00 | みんなの花図鑑
初出 2023-05-17


花弁の色がちょっと変わってますが、これもナガミヒナゲシなんでしょうか?



Google Lens で検索すると、ナガミヒナゲシと言ってきます。
まぁ、真っ白の花弁のナガミヒナゲシや、花弁が和紙を手の中で揉んだようなくしゃくしゃっな花弁のもあるので、これもナガミヒナゲシなんでしょう。

〔追記〕除草剤に侵された可能性が高いとコメントいただきました。
ググってみると、ここ にかなり詳しい言及がありました。







さて、こちらはごく普通のナガミヒナゲシです。
花弁は4枚、雄しべは多数。




「中央部のめしべの柱頭は4本から8本の筋状であるが、7・8本のものが多いようである。」(植物雑学事典)
上の画像を見ると、花のほうはたしかに7本ですが、果実のほうは6本です。




ここでひとつの思考実験です。
ある植物A と植物B とがあって、非常によく似ているとします。
そしてその識別ポイントが「果実の稜をみてそれが雪の結晶のように均等に6方向に伸びていれば 植物A、2個ずつ3組になっていれば植物B だとします。ところが今 この植物は果実をつけていません。代わりに花が咲いています。」



ある人はこう考えました
「いろいろサイトを検索しましたが、雌しべの子房と、果実を勘違いしているサイトがほとんどであまり参考になりませんでした」
(↑ 出典は名誉のために明かしませんが、こういう理由で、果実を見るまではどちらか分からないと結論されています)



それに対して私たちの推論はこうです
「果実の赤ちゃんが子房なのだから、子房の稜をみてそれが均等に6方向に伸びていれば 植物A、2個ずつ3組になっていれば植物B と分かる」

ナガミヒナゲシのばあい、稜はありませんが、子房の段階で6筋あったなら果実になっても6筋だろうと推定できます、6あったものが 5に減ったり 7に増えたりすることは考えられません。
「子房がふくらんで大きくなったものが果実、子房の中の胚珠が熟したものが種子です。」








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