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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

虫捕りナデシコ、子持ちナデシコ

2021-06-02 09:24:22 | みんなの花図鑑
帰化植物がつづきます。
きょうはナデシコの仲間。


ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)はカワラナデシコと同じナデシコ科の植物。



カワラナデシコと同様の赤紫~ピンクの色が(集まって咲くととくに)キレイなので、江戸時代に観賞目的で導入されたらしい。
原産地はヨーロッパのほうです。




花のすぐ下の茎の部分に粘着物質を分泌する部分があり、触るとべたべたしてます。
そこに注目して「虫捕り」と名付けられたようですが、実際はアリなど茎を伝ってくる蜜泥棒の侵入を防ぐためといわれてます。
この花は 他の植物の冠毛がひっかかってます。




「雄しべは10個あって、早番の雄しべ5個と、遅番の雄しべ5個があるようである。」(続・樹の散歩道「ムシトリナデシコの花の観察」)
花冠の下に異常に?長い筒部分があります。萼筒です。




1枚目の画像をトリミングしたもの。





コモチナデシコ

コモチナデシコとイヌコモチナデシコとあるそうですが、私にはさっぱり区別できません。



「和名は、密集した花序から次々と小さな花を咲かせる様子から、「子持ち(コモチ)」を連想したのでしょう」(Aブログ)




「コモチと言うのは、ムカゴなど無性的な繁殖子が出来る物・状態を指しているらしい。
コモチナデシコは種子で育つので誤解による命名?か」(Bブログ)




花の下を覆っているのは、萼ではなく、苞です。この中に種子ができます。




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