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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ホソバヒメミソハギ、チョウジタデ - 水田雑草

2020-09-10 15:05:13 | みんなの花図鑑
<水田雑草>ということばには どこか嫌われ者のニュアンスがありますが・・・


無下に邪魔者扱いするのはもったいない。そのうち農薬などで消えていくかもしれないので。
ところで、このホソバヒメミソハギ、なんて長い名前なんでしょう。
ハギ(萩)があり、お盆のころの ミソハギ(禊萩) があり、それより小さいから ヒメミソハギがあり、それに似て葉が細いので ホソバヒメミソハギ。自分の名前の中に3代も前の名前が入ってる (^^ゞ
しかも、ミソハギの代?以降は 由緒正しくミソハギ科。系図がたどれる名前の付け方なのです(^^♪




葉の付き方が面白いです。2枚の葉が向き合って付き(対生)、次の2枚が90度回転して付いています(十字対生)。




水が貼ってある水田に生えていたので、近づけなくて、へっぴり腰で撮ったので、花の拡大写真がないけれど、小さな花ですがなかなか面白い形をしています。袋状の萼片の先にミソハギと同じ色の花弁を付けています。




花弁は4枚なのに、袋の中には おしべ5本、めしべ1個。




同花受粉で、花弁は午後には脱落してしまうらしい。




水田雑草、もうひとつは チョウジタデ。

こんな風に、ホソバヒメミソハギと共生していました(って・・・聞いたわけじゃないので、ホントは 張り合っているのかもしれないですけど (ToT))




この画像見て分かるように 茎は四角形です。(前の ホソバヒメミソハギも)




チョウジタデは ヒレタゴボウと同じく アカバナ科チョウジタデ属の植物で、5弁花のことが多いです(最初の画像のように 4弁のことも多いです)。花の大きさは ホソバヒメミソハギが5mmくらいで、それよりちょっと大きい6~7mmといったところです。





おしべは5本、めしべ1個。ですが、萼の付き方は ホソバとだいぶ異なりますね

(町副総代さんが パソコンくちゃくちゃになった!といってきたので 今から行ってきます)



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