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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

タチアオイ - この花が咲いたらもう初夏です

2021-05-22 10:35:13 | みんなの花図鑑

副題の「この花が咲いたらもう初夏です」は 以下からの引用です。

花穂を雄大に伸ばして草丈は2mを越す大型の草花です。郷愁を誘う田舎の雰囲気がよく似合います。
この花が咲いたらもう初夏です。(ヤサシイエンゲイ「タチアオイ(ホリホック)」)




実際は5月の下旬、梅雨に入ったばかりですが、雨上がりの湯気が立ち上がる、もう初夏の雰囲気です。
奥にぼんやりと見えるのは 私の愛用チャリです(^^



「野生種が見つかっていないので、詳しい原産地は不明ですが、一般的に地中海沿岸の小アジアと言われています。日本には中国経由で入ってきて、古くから夏の草花として親しまれています。」(前掲「ヤサシイエンゲイ「タチアオイ」より」)



名前にあるとおり、タチアオイはアオイ科の植物で、花は豪快な花弁と共に大きな花蕊が目立ちます。
ところで、アオイ科のシベは独特です。おしべとめしべが一体化しているのです。



花蕊は中空の筒(筒と言えば 中空に決まってますが)を土台にして、まず、その筒の表面から無数の雄しべが立ち上がります。



その後に、シベ筒の中を貫入してきた雌しべが筒の先に顔を出し、細長い柱頭を展開します。
おしべとめしべの活動時期が異なり、雄しべが先に熟すので「雄性先熟」と言われてます。




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