うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

目盛

2011年03月30日 | 忘れかけていたこと

福島の原子炉から際限なく出る、放射能をもった水蒸気は、爆発するのか噴射ですむのか。
その程度は予想できなくても、このままで平穏におさまることはない。
ここまで追い詰められてしまっては、必然の現象を覚悟しておかなければならない。


Tさんが教えてくださった、神奈川県安全防災局の「環境放射線モニタリング・システム」の公開データは、10分間隔で川崎・横須賀地区13か所の測定値が示されるので、いま、外の空気がどういう状態かを知ることができ、ありがたいと思っている。
http://www.atom.pref.kanagawa.jp/cgi-bin2/telemeter_map.cgi?Area=all&Type=WL

このサイトでは、測定局別に時系列データもグラフにされ、推移がわかるようになっている。
しかし平常時の3倍程度を超えてしまうと、測定値がグラフの目盛の範囲から飛び出して、これはひどいという感覚しかつかめなくなってしまう。
平穏時には安全に推移しているというデータは示せるが、危ないぞというデータはその程度をひと目で知ることができない。

局別には、 nGy/h 値が150を超えたら嫌な感じ、300を超えたらますます嫌な感じ、500を超えたらいよいよ来そうかぐらのつかみ方はできる。
しかし、ずっと続けてその数値とにらめっこをしているわけにはいかない。
ときどきグラフを見て傾向を知ることが、いよいよ覚悟の方向か、とりあえずは安心の方向か、心の持ちようを決める助けになるのである。

県当局には、当然あちこちからこれに似た話が飛び込んで、担当の方々は業務に忙殺されているだろうから、いつ、どう改善されるかはわからない。
グラフの縦軸の単位あるいは目盛の様式を、状況に合わせて変えるぐらいのことを、さっさとできないものかと思うのだが、こんな仕事も、もし外部委託であったら、さぞ手続きも大変だろうと、じりじり半分同情半ばで、何とも言えない気分なのである。