親族の呼び方は、裾野に果てがなく、とても追いかけきれない。知ろうとも覚えようともせずに済ませてきた。
3~4段階めになると、これがあやしくなって、地域流、わたし流に従うしかなくなるものもある。
国語辞書では、呼び名からどういう関係かを知ることはできるが、逆引きができないから、関係が先でそれをどう呼ぶかという調べ方はできない。
親族の呼び方がいっぺんにわかるようにまとめたサイトがある。
「家系図作成本舗 続柄の呼び方」
http://www.e-keizu.com/info/family.html
ときには役立つこともあろう。
病名もこういうのがあると検査検査のたらい回しに合わなくて助かる人が出てくると思う。
自力治癒可能であっても、病名がほしくて病院を渡り歩く人もいるから。
名前、それは人間が考えた、いちばん確かな区別様式である。
だが所詮記号に過ぎないから、間違って覚えてしまうと、呼ぶときにもそれが出てしまうこともある。そのとき相手は、ふたとおりの呼び方に返事をしなければならないのである。
昔の武人の長い名前は、そんなことにも関係がありはしないだろうか。