日本語のフォントで無料というのは少ないが、書家の青柳衡山が書かれた「衡山毛筆フォント」というのを、小地谷の武蔵システムが出している。
http://musashi.or.tv/kouzanmouhitufont.htm
毛筆様の文字を電子データに使うというのは、どこか流れに逆らっているようで、流れの強弱を足もとに感じながら沢を遡行するわらじ履きの、あの快感を思い出させてくれる。
その時分には、熱中症などという文化病はなかった。
毛筆フォントを使うのは癪だ、やはり自分で筆を持たねばという方には、青柳教室の案内サイトもある。
通信教育の案内は、たいがい入口の扉しか見せないが、この教室では、手本まで見ることができる。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kouzan/page011.html
毛筆学習経験のある人は、この手本があれば独学も可能だろう。
硯も墨も筆も、それにわずかの時間もある。あとはやる気だけのこと。