Yahoo の知恵袋には、「○○とはなんですか」という質問がたびたび出てきます。
「おーい、あれ、持ってきてくれ」の一声で奥様が「はい、どうぞ」と必要なものを持って現れる、というあれですね。
「あれってなんですか」「どこにあるんですか」といちいち聞いているようではまだまだと、旦那は思っているでしょう。
その旦那気分で、知恵袋に質問して答えを引き出そうという人が多いのです。
ところが、たずねていることがらから想像すると、それほどの歳でもなさそうです。
直接検索すればすぐ答えが出そうなことでも、わざわざ知恵袋に聞いてきます。
なぜ自分でさっさと見つけないのかを考えてみたら、こんな答えが出ました。
質問者とは、知りたい人ではなく、聞いてみたい人だったのです。
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森鴎外の『知恵袋』 (講談社学術文庫 523) |
小堀 桂一郎 | |
講談社 |