壊れていた \WINDOWS の、\$hf-mig$\KB974571\SP2QFE というフォルダーには、どんなものが入っているのでしょうか。
探っていくと、\$hf-mig$ はセキュリティ更新プログラムの入れものでした。
その中には \KB・・・・・・と6桁の番号のついたフォルダーがずらっと並んでいます。
そのまた中から \KB974571\SP2QFE を探し出し、あけてみると msasn1.dll というファイルが一つだけ入っていました。
ファイルの大きさは 58KB で、タイムスタンプは 2009/9 になっています。
道具箱に小さな引き出しがたくさんあって、目当ての名札を見つけてあけてみたら、小道具がポツンと一つだけ入っていた、そんな感じです。
いつ、どういうところで使われるのかもわからない小道具です。
その小道具を使おうとしたら小さな傷があり、その傷が原因でうまく動かなかった、ということなのでしょうか。
あるいは、引き出しを順に開けて調べていったら壊れかけた道具が見つかったのか、それがわかりません。
壊れてはいたけれども、本当に役に立っていたのか、どうしても必要なファイルなのか、それもわからないのです。
ファイル名がついていればファイルは特定できるのに、なぜ細かいフォルダーを一つ一つ作るのか、それも不可解なところです。
引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス) | |
金子 恵 | |
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