うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

ものの形のむずかしさ

2012年10月18日 | 千差万別

スピーカーの音量調整ダイヤルが突然回らなくなりました。
回らないはず、つまみが二つに割れて、回転溝の内側につかえてしまっています。

つまんで回すのでなく、側面のぎざぎざに指先を当てて回す方式なのですが、これもつまみと呼ぶのでしょうか。
日本語には、こいう部品のうまい呼び名はなさそうです。

部品の呼び名はともかくとして、割れてつかえているものを取り出さなければなりません。
ピンセットという道具は実に便利です。
触れたときに動くほうを先につまんで引っ張り出したら、ヴォリューム・コントローラーの軸にはめ込まれているほうも簡単につまみ出せました。
こういうときは「つまみ」の呼び名もぴったりです。

きれいに二つに割れているので、割れた面同士を「セメダイン スーパーXクリア」で接着、動かないようにテープを巻いて24時置いたら、しっかりつきました。

何でもすぐに、壊れた、寿命だ、取替えようというのは早すぎます。

ダイヤルは二つあって、もうひとつは使っていないソース・ミキサー用ですが、肉眼では気づかなかったひび割れに、写真を見て気づきました。
いずれ遠からず、同じような形に割れそうです。
同じ割れ方をするのは、きっと形状設計がよくないのだと思います。
同じ材質でできている外箱には、まったくひび割れの傾向は見られません。

まさか、つまみが早く割れて、新しいのを早く買うようにという作り方はしないとは思います。
もしそんなことがあれば、ボーズまる儲けという品の悪いそしりを受けることになりかねません。


物のかたち―片桐英彦詩集
片桐 英彦
ふらんす堂