キーとボタンの区別を気にかけない人が、タッチパネルを使うとどうなるでしょうか。
残念ながら手元にタブレット類を持たないので実験ができません。
[Shift]+[□] この操作を、同時に押し続けることと思ってしまう人がいます。
どうしても[Shift]+[□][□][□][□][□][□][□]になってしまって、「あれれれ」となります。
[Shift]+[□]の「どっちが先ですか」は一度で氷解されますが、ここで一緒に押し始める瞬間の追求が始まると、たちまち苦悩に陥ります。
同時に押すのではなく、同時に押されている瞬間が入力完了であることに気付きにくいのは、キーとボタンの違いを感覚でつかめないことにありそうです。
何がそうさせたのか、それは自販機の罪ではないかと気付きました。
自販機のはじめはアナログ機でした。機械仕掛けの自販機は、ボタンをしっかり押さないと動かないこともありました。
それがデジタル機になって、ボタンと同じ形でありながら瞬間接触で動作するキーになったことには、説明もなければ気づくこともありません。
違うものを同じと思ってしまうのは、間違いとも言えません。
ボタンでないものをボタンと思ってしまうのは、掛け違いでもなし、何と言ったらよいのか、答が見つかりません。