粗大ゴミという呼び名が、いつの間にかなくなったのではないかと思っていましたが、違いました。
ある時期には、決められた場所と日時に、空き地に放り出しておけば、自由型のリサイクルが自然に行われ、残骸の最終処分だけが役所の出番という、身近な方法でうまく片付いていました。
そのあと、巡回収集が営業で行われるようになり、資源の提供側が対価を払い、煙突のある処理場に持ち込んでも料金を払いで、処分という行為に嫌な感じが付きまとうようになってから、粗大ゴミという言葉も忘れてしまうようになっていたのです。
使わなければ忘れる、これはモノでも言葉でも、電子データでも同じで、ゴミ同様になります。
目に見える、場所をとる、これでマルバツをつけていくと、○○の「モノ」は、ゴミのありかが認識しやすく、××の「言葉」は、全く気にならないので、割合始末がよいのですが、電子データのゴミは、目に見えずに場所をとるという、厄介なものであることに気付いていない人が多いようです。
電子データのゴミの溜まる原因には、ダウンロードという、簡単なのでつい手を出してしまう仕組みがあります。
中身が何ものかもわからずにダウンロード、画像や音が面白そうだからダウンロード、ダウンロードさえしておけばいつかは何かに役立つかもしれない、溜めろ溜めようとダウンロード、どんどん溜めれば整理がつかなくなり、結局何も使わずにゴミになって溜まっているダウンロードデータ、そんなものは一つもないと自負される方は、よほど整理の上手なスッキリユーザーさんでしょう。
先日驚いたのは、漢和辞典をダウンロードできるサイトはないかという、まじめな質問でした。
仮にそんなものがあって、ダウンロードできたとして、どうやって使いこなすのでしょうか。
もしこんな人がまた現れたら、DDDと回答してあげようか、そんなことを今考えています。
DDD、DICのDLはDW
辞書のダウンロードはダメ道、無駄な方法です。
(注) DW:Disadvantageous Way