昨日の「誤解可能性」の例文で、はからずも相手の期待に沿ってしまった理由をもう少し考えてみましょう。
「ここがポイント!」とされた4項目のうち、誤解可能性は2項めに凝縮されています。
「1人最大15台まで利用可能(オフィス・モバイル・自宅など)」
期待可能性の上積みに役立っていたセミナーの場での口頭説明は、録音はしてありませんがこう記憶しています。
「マイクロソフトの直接契約では5台ということになっています」
15=5×3 しなくてもよい計算が、つい頭を走りました。
途中のチャット質問に、次のような回答が、その日の夕刻になってからダイレクトメールで送られてきました。
<ご質問内容①>
1アカウントで複数PC交互使用できますか?
<回答①>
1ユーザーあたりPCですと5台まで利用可能です。
PC、タブレット、スマートフォンそれぞれ5台ずつ最大15台まで利用可能です。
<ご質問内容②>
15台 同時使用できるのですか?
<回答②>
1ユーザー様がPC、スマートフォン、タブレットをそれぞれ5台ずつお持ちで同じ方がご利用いただく場合は15台同時にお使いいただくことは可能です。
<ご質問内容③> (主題と無関係のため省略)
<ご質問内容④>
15台の範囲であれば、違うPCに入れ替わっても構いませんか?
<回答④>
PCの場合は最大5台ですが、その中でのPCの入れ替えは可能です。
他、スマートフォン5台、タブレット5台で計15台利用可能となります。
資料原文:
「1人最大15台まで利用可能(オフィス・モバイル・自宅など)」
読み方 :
「PC、タブレット、スマートフォンそれぞれ5台ずつ最大15台まで利用可能」
さて、ここで「誤解可能性」を最小にする読み取り方はどうしたらよいのでしょうか。