OSの構成を、なぜこんなにと思うほどややこしくしてあるパソコンにときどき出会います。
1.その人しか使わないパソコンなのに、起動のつどIDの確認とパスワード入力を求めてくるもの
2.ドキュメントのフォルダー構成に、何の役目もない大枝を作って、迷路のように仕上げてあるもの
3.OSのプログラム部分の構成に、固有名詞などを組み込んで、セキュリティの万全を思わせるように組み上げてあるもの
いちばん始末のしにくいのが3.の構成で、だれかにセットアップをやってもらったらしいパソコンによく見られます。
ライトユーザーが、自らの望んでこんな難しいことを考え出すはずもなく、セットアップのウイザードで何気なく誘われてそうなってしまうことが多いのではないかと思います。
個人用のパソコンでは、簡単にわかりやすくしておくのが最上だと思うのですが、なぜこのように混濁への誘導を仕掛けてあるのでしょうか。
世の中が複雑になってくると、ガイドというビジネスが幅を利かせます。
なにかにつけて、わかりにくくしておけば、需要が増えてくるビジネスです。
OSのセットアップ・ウイザードにも、ひが目で見ればこういう細工ができそうな気もします。
さてこの3番バッターを、なんとか討ち取る方法はないものでしょうか。
OS組み直しをさらっとできれば、多くのパソコンが単純明快、余分な動きもややこしい設定も不要になると思うのですが。