KY
すなわち「空気の読めない奴」という表現は、すっかりオフィスでも浸透しました。
「しょうがない奴だなあ。」と苦笑しながら同僚がカバーしてあげる、寛容な雰囲気の中で用いられることが多いように思います。
でも、時として「周囲に合わせないと、排除されてしまう」という強迫観念を感じるような、ネガティブなニュアンスをもって用いられる場合もありますから、使い方には注意しなければなりません。
さて、Old-fashionedという英語表現は、日本人にもお馴染みです。
和訳すると、「時代遅れの」「古くさい」「頑なな」となって、ネガティブな意味合いで用いられることが多いのですが、「昔かたぎの」「昔から伝わる」というような決してネガティブではない意味で用いられる場合も時々あります。
その表現をすばり使った「I’m old-fashioned」というジャズのスタンダード・チューンがあります。
元々は、フレッド・アステアが主演した1942年の映画「You never lovelier」(邦題:晴れて今宵は)の挿入歌で、数々の名曲を書いているジェローム・カーンの作品です。
ジョン・コルトレーン、エラ・フィッツジェラルド、渡辺貞夫など数多くのミュージシャンが採り上げている名曲ですが、ブロッサム・デアリィが「May I come in?」というアルバムの中で、ミュージカル風のアレンジを施したフルオーケストラをバックに、可愛らしく歌っている録音が個人的には最も気に入っています。
歌詞がインターネットで見つかりましたので、ブロッサム・デアリィの歌声を念頭おいた私の和訳を添えて、ご紹介します。
YouTubeにアップされている音源と共にお楽しみくださったら幸いです。(この録音では、導入部の歌詞が省略されています)
携帯用リンク
パソコン用リンク
なお、この歌詞の中にある「月の明かり」「雨つぶの音」「星空の歌」のそれぞれのくだりを、例えば「神宮球場」「応援団のブラスバンド」「紺碧の空」などと置きかえると、あら不思議!
昔から変わらぬ東京六大学野球をかたくなに愛する、一途なファンの心情を唄う内容に、とたんに変貌いたします
(^^)v
「I'm old-fashioned」
(導入部)
I am not such a clever one
About the latest fads
I admit I was never one
Adored by local lads
Not that I ever try to be a saint
I'm the type that they classify as quaint
流行を追っていくのが苦手な私
確かに、これまでも周囲の仲間たちから羨望の目で見られるようなことはなかったわ
決して聖人君子になろうとしたわけじゃないけれど
私は古めかしいタイプだと言われるの
(本題)
I'm old fashioned
I love the moonlight
I love the old fashioned things
私は時代遅れの人間かも
例えば月の明かりが好き
昔から変わらないものが私は好きなの
The sound of rain
Upon a window pane
The starry song that April sings
窓に弾ける雨つぶの音
春が奏でる星空の歌
This year's fancies
Are passing fancies
But sighing sighs holding hands
These my heart understands
今年の夢は つかの間の夢にすぎない
ため息をつきながら 腕を組みながら考えて
やっと私は分かったわ
I know I'm old fashioned
But I don't mind it
That's how I want to be
As long as you agree
To stay old fashioned with me
そう、私は時代遅れの人間よ
でも、もう そんな事を気にしたりしないわ
だって、私はそうしていたいんだもの
あなたが私と一緒に、古くから伝わるものを愛してくれるなら
すなわち「空気の読めない奴」という表現は、すっかりオフィスでも浸透しました。
「しょうがない奴だなあ。」と苦笑しながら同僚がカバーしてあげる、寛容な雰囲気の中で用いられることが多いように思います。
でも、時として「周囲に合わせないと、排除されてしまう」という強迫観念を感じるような、ネガティブなニュアンスをもって用いられる場合もありますから、使い方には注意しなければなりません。
さて、Old-fashionedという英語表現は、日本人にもお馴染みです。
和訳すると、「時代遅れの」「古くさい」「頑なな」となって、ネガティブな意味合いで用いられることが多いのですが、「昔かたぎの」「昔から伝わる」というような決してネガティブではない意味で用いられる場合も時々あります。
その表現をすばり使った「I’m old-fashioned」というジャズのスタンダード・チューンがあります。
元々は、フレッド・アステアが主演した1942年の映画「You never lovelier」(邦題:晴れて今宵は)の挿入歌で、数々の名曲を書いているジェローム・カーンの作品です。
ジョン・コルトレーン、エラ・フィッツジェラルド、渡辺貞夫など数多くのミュージシャンが採り上げている名曲ですが、ブロッサム・デアリィが「May I come in?」というアルバムの中で、ミュージカル風のアレンジを施したフルオーケストラをバックに、可愛らしく歌っている録音が個人的には最も気に入っています。
歌詞がインターネットで見つかりましたので、ブロッサム・デアリィの歌声を念頭おいた私の和訳を添えて、ご紹介します。
YouTubeにアップされている音源と共にお楽しみくださったら幸いです。(この録音では、導入部の歌詞が省略されています)
携帯用リンク
パソコン用リンク
なお、この歌詞の中にある「月の明かり」「雨つぶの音」「星空の歌」のそれぞれのくだりを、例えば「神宮球場」「応援団のブラスバンド」「紺碧の空」などと置きかえると、あら不思議!
昔から変わらぬ東京六大学野球をかたくなに愛する、一途なファンの心情を唄う内容に、とたんに変貌いたします
(^^)v
「I'm old-fashioned」
(導入部)
I am not such a clever one
About the latest fads
I admit I was never one
Adored by local lads
Not that I ever try to be a saint
I'm the type that they classify as quaint
流行を追っていくのが苦手な私
確かに、これまでも周囲の仲間たちから羨望の目で見られるようなことはなかったわ
決して聖人君子になろうとしたわけじゃないけれど
私は古めかしいタイプだと言われるの
(本題)
I'm old fashioned
I love the moonlight
I love the old fashioned things
私は時代遅れの人間かも
例えば月の明かりが好き
昔から変わらないものが私は好きなの
The sound of rain
Upon a window pane
The starry song that April sings
窓に弾ける雨つぶの音
春が奏でる星空の歌
This year's fancies
Are passing fancies
But sighing sighs holding hands
These my heart understands
今年の夢は つかの間の夢にすぎない
ため息をつきながら 腕を組みながら考えて
やっと私は分かったわ
I know I'm old fashioned
But I don't mind it
That's how I want to be
As long as you agree
To stay old fashioned with me
そう、私は時代遅れの人間よ
でも、もう そんな事を気にしたりしないわ
だって、私はそうしていたいんだもの
あなたが私と一緒に、古くから伝わるものを愛してくれるなら