週刊ベースボール今週号では、江夏豊さんによる福井くんの投球診断が必読です。
「プロで生き抜いていくための助言」と副題がついた、このコラム。
江夏さんの助言を要約すると、
*一時期、福井投手の勝てない試合が続いたのには、それなりの理由がある。
*恐らく本人が最も大事にしているスライダーが、狙ったコースに行かない
*インコースを狙ったボールが甘くなって痛打を浴びるシーンが目立つ
*投球フォームは、重心が低く、胸の張りもあるが、粘り強さを感じない
*左足太もも裏の肉離れがクセになっているらしく、それをかばって蹴りを使えない、淡泊なフォームになっている。
*下半身の粘りを欠いているため、やや力を抑えた投げ方でコントロールを調整してしまう悪循環に陥っている
*6月19日の日本ハム戦では、そのコントロールの不安を見せることがなく、ボールに勢いがあった。これならば勝てる。これを自信にして挑んで欲しい。
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江夏さんのご指摘が正しいのかどうかは、福井くん本人に確認してみないと確かなところは判りません。
しかし、あの江夏さんが「6月19日のような投球をすれば勝てる」とおっしゃるのですから、これは自信になりますね。
振り返ると、彼が学生時代に、廣岡さんは「左ヒザがちゃんと制御されていれば、福井は大丈夫」とおっしゃっていました。
江夏さんのご指摘と同じ点を、異なる言葉で表現されていたのかも知れません。
早大ドラ1トリオで、最も順調な滑り出しとなった福井くん。
出遅れた2人にも火を着けるような活躍を、これからも期待したいと思います。
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ところで、既に新聞報道されていますが、愛知県知事・大村秀章さんが怒り心頭です。
その発端は、菅総理が、「国が最大限に支援を行なう」と明言した上で、5月9日に、法律に基づかない形で浜岡原発の運転停止を求めたこと。
その結果、火力発電所の再稼動が必要となり、中部電力では今年度だけで2500億円の燃料コストの増加が発生することになりました。
浜岡原発を停止させた後、大村知事が燃料コスト増加分について国の支援を求めました。
ところが、岡田幹事長は「浜岡停止は、あくまでも民間の判断。」と、菅総理が約束していたはずの支援を拒否。
(><)
このままでは、中部5県の産業界や県民が燃料コスト増加を負担することになります。
加えて、東京電力賠償スキームでは、東電以外の電力9社で2000億円を負担することになる模様であり、このままでは、中部5県は二重の負担を背負うことになってしまいます。
中部地方に拠点を置くトヨタ自動車などの有力企業が、国際競争力を失ってしまいかねません。
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菅総理の浜岡原発の停止要請について、それを評価する声も世間では耳にします。
しかし、「国も支援する」という約束は口先だけで、浜岡停止後のコスト増は、停止を自ら判断した民間が、経営合理化などで吸収しろというのではお粗末・・・
「やはり菅総理のスタンドプレーであったか」と言われても仕方ありません。
太陽光発電の住宅を一千万戸建設すると突然言いだしたのも、同じです。
そもそも、いくら総理大臣が「国も支援する」等々と発言しても、その根拠の法律がなければ、お役所は簡単に動きませんし、お金を出しません。
まして海外との厳しい競争の中にいる民間企業は、明日にでも辞職しかねない政治家のスタンドプレーに、いちいち構っていられません。
だからこそ、混乱を招くことのないように、きちんと手続きを踏んで、複数の組織が共通の目標に向かって動くような舞台を作らなければならないと思うのです。
大きな組織を動かした経験のない人々を国政の中心に据える場合は、腕利きのスタッフを周辺に配置するなど、周到な準備が必要ですね。
このところ、痛切に感じます。
「プロで生き抜いていくための助言」と副題がついた、このコラム。
江夏さんの助言を要約すると、
*一時期、福井投手の勝てない試合が続いたのには、それなりの理由がある。
*恐らく本人が最も大事にしているスライダーが、狙ったコースに行かない
*インコースを狙ったボールが甘くなって痛打を浴びるシーンが目立つ
*投球フォームは、重心が低く、胸の張りもあるが、粘り強さを感じない
*左足太もも裏の肉離れがクセになっているらしく、それをかばって蹴りを使えない、淡泊なフォームになっている。
*下半身の粘りを欠いているため、やや力を抑えた投げ方でコントロールを調整してしまう悪循環に陥っている
*6月19日の日本ハム戦では、そのコントロールの不安を見せることがなく、ボールに勢いがあった。これならば勝てる。これを自信にして挑んで欲しい。
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江夏さんのご指摘が正しいのかどうかは、福井くん本人に確認してみないと確かなところは判りません。
しかし、あの江夏さんが「6月19日のような投球をすれば勝てる」とおっしゃるのですから、これは自信になりますね。
振り返ると、彼が学生時代に、廣岡さんは「左ヒザがちゃんと制御されていれば、福井は大丈夫」とおっしゃっていました。
江夏さんのご指摘と同じ点を、異なる言葉で表現されていたのかも知れません。
早大ドラ1トリオで、最も順調な滑り出しとなった福井くん。
出遅れた2人にも火を着けるような活躍を、これからも期待したいと思います。
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ところで、既に新聞報道されていますが、愛知県知事・大村秀章さんが怒り心頭です。
その発端は、菅総理が、「国が最大限に支援を行なう」と明言した上で、5月9日に、法律に基づかない形で浜岡原発の運転停止を求めたこと。
その結果、火力発電所の再稼動が必要となり、中部電力では今年度だけで2500億円の燃料コストの増加が発生することになりました。
浜岡原発を停止させた後、大村知事が燃料コスト増加分について国の支援を求めました。
ところが、岡田幹事長は「浜岡停止は、あくまでも民間の判断。」と、菅総理が約束していたはずの支援を拒否。
(><)
このままでは、中部5県の産業界や県民が燃料コスト増加を負担することになります。
加えて、東京電力賠償スキームでは、東電以外の電力9社で2000億円を負担することになる模様であり、このままでは、中部5県は二重の負担を背負うことになってしまいます。
中部地方に拠点を置くトヨタ自動車などの有力企業が、国際競争力を失ってしまいかねません。
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菅総理の浜岡原発の停止要請について、それを評価する声も世間では耳にします。
しかし、「国も支援する」という約束は口先だけで、浜岡停止後のコスト増は、停止を自ら判断した民間が、経営合理化などで吸収しろというのではお粗末・・・
「やはり菅総理のスタンドプレーであったか」と言われても仕方ありません。
太陽光発電の住宅を一千万戸建設すると突然言いだしたのも、同じです。
そもそも、いくら総理大臣が「国も支援する」等々と発言しても、その根拠の法律がなければ、お役所は簡単に動きませんし、お金を出しません。
まして海外との厳しい競争の中にいる民間企業は、明日にでも辞職しかねない政治家のスタンドプレーに、いちいち構っていられません。
だからこそ、混乱を招くことのないように、きちんと手続きを踏んで、複数の組織が共通の目標に向かって動くような舞台を作らなければならないと思うのです。
大きな組織を動かした経験のない人々を国政の中心に据える場合は、腕利きのスタッフを周辺に配置するなど、周到な準備が必要ですね。
このところ、痛切に感じます。