外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

週ベ今週号

2011-06-21 19:00:54 | 大学野球
週刊ベースボール今週号では、江夏豊さんによる福井くんの投球診断が必読です。

「プロで生き抜いていくための助言」と副題がついた、このコラム。
江夏さんの助言を要約すると、
*一時期、福井投手の勝てない試合が続いたのには、それなりの理由がある。
*恐らく本人が最も大事にしているスライダーが、狙ったコースに行かない
*インコースを狙ったボールが甘くなって痛打を浴びるシーンが目立つ
*投球フォームは、重心が低く、胸の張りもあるが、粘り強さを感じない
*左足太もも裏の肉離れがクセになっているらしく、それをかばって蹴りを使えない、淡泊なフォームになっている。
*下半身の粘りを欠いているため、やや力を抑えた投げ方でコントロールを調整してしまう悪循環に陥っている
*6月19日の日本ハム戦では、そのコントロールの不安を見せることがなく、ボールに勢いがあった。これならば勝てる。これを自信にして挑んで欲しい。
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江夏さんのご指摘が正しいのかどうかは、福井くん本人に確認してみないと確かなところは判りません。

しかし、あの江夏さんが「6月19日のような投球をすれば勝てる」とおっしゃるのですから、これは自信になりますね。

振り返ると、彼が学生時代に、廣岡さんは「左ヒザがちゃんと制御されていれば、福井は大丈夫」とおっしゃっていました。
江夏さんのご指摘と同じ点を、異なる言葉で表現されていたのかも知れません。

早大ドラ1トリオで、最も順調な滑り出しとなった福井くん。
出遅れた2人にも火を着けるような活躍を、これからも期待したいと思います。
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ところで、既に新聞報道されていますが、愛知県知事・大村秀章さんが怒り心頭です。

その発端は、菅総理が、「国が最大限に支援を行なう」と明言した上で、5月9日に、法律に基づかない形で浜岡原発の運転停止を求めたこと。

その結果、火力発電所の再稼動が必要となり、中部電力では今年度だけで2500億円の燃料コストの増加が発生することになりました。

浜岡原発を停止させた後、大村知事が燃料コスト増加分について国の支援を求めました。
ところが、岡田幹事長は「浜岡停止は、あくまでも民間の判断。」と、菅総理が約束していたはずの支援を拒否。
(><)

このままでは、中部5県の産業界や県民が燃料コスト増加を負担することになります。

加えて、東京電力賠償スキームでは、東電以外の電力9社で2000億円を負担することになる模様であり、このままでは、中部5県は二重の負担を背負うことになってしまいます。

中部地方に拠点を置くトヨタ自動車などの有力企業が、国際競争力を失ってしまいかねません。
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菅総理の浜岡原発の停止要請について、それを評価する声も世間では耳にします。

しかし、「国も支援する」という約束は口先だけで、浜岡停止後のコスト増は、停止を自ら判断した民間が、経営合理化などで吸収しろというのではお粗末・・・
「やはり菅総理のスタンドプレーであったか」と言われても仕方ありません。

太陽光発電の住宅を一千万戸建設すると突然言いだしたのも、同じです。

そもそも、いくら総理大臣が「国も支援する」等々と発言しても、その根拠の法律がなければ、お役所は簡単に動きませんし、お金を出しません。

まして海外との厳しい競争の中にいる民間企業は、明日にでも辞職しかねない政治家のスタンドプレーに、いちいち構っていられません。

だからこそ、混乱を招くことのないように、きちんと手続きを踏んで、複数の組織が共通の目標に向かって動くような舞台を作らなければならないと思うのです。

大きな組織を動かした経験のない人々を国政の中心に据える場合は、腕利きのスタッフを周辺に配置するなど、周到な準備が必要ですね。
このところ、痛切に感じます。
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「大人の週末」

2011-06-20 18:35:25 | 早稲田大学
早稲田大学界隈のお店が紹介されているという見出しに釣られて、雑誌「大人の週末」を買ってきました。
八幡鮨、三朝庵、志乃ぶ、三品食堂などが登場します。

早大OBのフリーアナウンサー福沢朗さんがインタビューを受けています。
(写真は、早大生時代の福沢さん)

福沢さんは、早稲田中-早稲田高-早稲田大学という経歴で、かつ、演劇活動にハマっていたために大学に六年間在籍したそうですから、通算12年間を早稲田界隈で過ごしたことになります。

そういえば、姫路の大僧正も、早中-早高-早大でいらっしゃいましたし、専攻は演劇科でした。

人前に出て、何かを伝えようとするという点で、演劇を志す人とアナウンサーには、あい通じる点があるのかも知れませんね。
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その福沢さんが紹介されている早稲田グルメは、「メルシー」のラーメン。


学生街のラーメン屋さんといえば、コッテリ味のスープを想像しがちですが、「メルシー」はアッサリ味。

だから、若い学生さんたちだけでなく、教職員の方々にも親しまれています。

私もファンです。
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Cognitive Impairment

2011-06-19 16:54:43 | 大学野球
Impairmentという英単語は、金融ビジネスでも頻繁に登場します。

融資業務においてImpairmentといえば、返済不能となったローン債権、すなわち不良債権のことを指します。

そこにcognitive(知的な)という形容詞が加わると、cognitive impairment。
これは日本語でいう認知症を指す表現です。
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私の父は、転倒による数ヶ月間の入院を経て、自宅で生活しています。
しかし、この1ヶ月、悲しいことですが、急速に認知症が進行してしまいました。
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私など足元にも及ばない秀才で勤勉、そして大学スポーツ好きな父。
そんな父が、正常な認識能力を失っていく様子を身近で見るのは、心が引き裂かれるように悲しいことです。

一方、そんな父の日常をケアしている家族の負担を考えると、適切な介護施設を探して、父に入ってもらうしかないという状況との判断をせざるを得ません。

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調べてみると、父が生まれた大正13年(西暦1924年)は、甲子園球場と神宮球場が完成した年です。

父が学生野球を心の底から愛するようになったのは、野球の神様のお導きであったということなのでしょう。

そして、そんな父の息子である私が学生野球に心を奪われる性分であることも、歴史の必然だとも思えてきます。
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父と家族が安らかに生活できるような環境をつくるまで、早稲田スポーツ応援の活動範囲が狭まってしまうかもしれません。

あらかじめ、皆様にお詫びいたします。
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父の日

2011-06-19 12:29:50 | 大学野球
6月の第三日曜日は「父の日」です。

もっとも娘からプレゼントをもらった時に、初めて「ああ、今日がそうだったのか」という感じだったので、あまり物知り顔もできません。
(;^_^A

写真が、プレゼントされたマクレガーのポロシャツです。
早稲田カラーのエンジ色を探して、わざわざ電車に乗って買い物に行ってくれたそうですから、大切に着たいと思います。

それにしても、シャツの胸にある「21」には、どんな意味があるのでしょうか。

早稲田野球の背番号ならば、レギュラー外野手

早稲田ラグビーの背番号ならば、控えのバックス

私としては、これを着ると21歳若返ることができるポロシャツだと考えたいと思います。

そんな気持ちになって、早稲田スポーツの応援に力を注いでいきますよ。
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スポーツ家族の肖像

2011-06-18 21:07:00 | 大学野球
1983年(昭和58年)2月発売の雑誌「Number」69号が、自宅の本棚にあります。
「スポーツ・ヒーローを生んだ『家』」とタイトルがついた特集号です。

野球、相撲、スキー、テニス、体操、水泳、サッカー…
様々な競技種目のヒーローたちが育った家庭を訪れて、その生い立ちやご家族の思いを紹介している、「ナンバー」の歴史に残る秀作です。

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特集号に登場する多くのヒーローたちの中から、私の好みで3人を選ばせていただきました。

冒頭の写真は、同志社大学で学生横綱となった服部祐児さんと、彼のご家族です。

実は、服部さんは双子の兄弟。
揃って190センチという巨漢二人を育て上げたのは、父175センチ、母172センチというご両親でした。

双子の兄弟は、中学から柔道を始めて、愛知の名門・東海高校から同志社大学へ。
高校時代から柔道で将来の五輪候補と言われた二人は、大学でも揃って柔道部に入りました。


ところが大学二年生の時に弟・祐児さんが突然相撲部に転部。
その半年後に大学横綱の座に着いてしまうということで、人生が変わりました。

その後、兄・洋児さんは、筑波大学の大学院を経て、柔道の指導者の道へ。
弟・祐児さんも、大相撲を経て、東海学園大学で相撲の指導者になりました。

自宅を訪れた「ナンバー」取材陣は、玄関に並ぶ30センチ級の靴、25センチ級の女性用の草履に圧倒されたそうです。
(;^_^A
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実は、私の母の名古屋の実家が服部姓。
親戚ではないと思うのですが、彼が学生当時から親しみを持って、力士・服部くんを応援していました。

大相撲の世界にあって、伸び伸びとした育ちの良さ、そして名門校出身らしい知性的な雰囲気を、現役引退するまで失わなかった相撲取りの服部くんでありました。
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二枚目の写真は、当時の高校ラグビー界で常に全国トップ級の強さを誇っていた、目黒高校の名物監督・梅木恒明さんと、ご子息の大豪さん(立大野球部四年生)、精豪さん(明大ラグビー部一年生)。

「ラグビー=スポーツ=梅木家」
「バカでさえなければ、勉強なんてどうでもいい」
という過激な教育方針を持った恒明さんを父に持った兄弟。

「ラグビーやらずば梅木でない、ラグビーをやらないと殺されるっていう殺気が、父にはみなぎっていた」
「勉強したいから塾に行きたいなんて言おうものなら、ぶっ飛ばされる」
「勉強していたら、『そんな暇があったらランニングでもしてこい』と叱られる」
「こんな横暴な親を持って、2人ともグレなかったのは我ながら偉いと思う」

私には想像もつかない、凄まじい家庭であったようです。

長男・大豪さんは、高校2年の時に野球に転向しました。
それから5年経過した、この取材の時にも、父・恒明さんは空想にふけっていたそうです。
「もし大豪が、明大でラグビーをやっていたら…」
ここまで徹底していれば、見上げたものです。

当時、テレビ神奈川で東京と神奈川の高校ラグビーの試合を数多く中継していまして、私は目黒高校の逞しいラグビーが大好きでした。

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最後に登場するのは、当時の大学スポーツ界で最も光り輝くスター選手であった、早稲田ラグビーの本城和彦さん(久我山-早大-サントリー)と、ご両親です。

お父上は、旧制・神戸二中の野球部で遊撃手。
そして早稲田大学に進学するも太平洋戦争が激しくなり、一年生部員の時に『最後の早慶戦』が行われました。
その後、召集されて上海で兵役に就いている時に、広島にいたご両親を原爆で失いました。

終戦の2年後に復員されて、大学に復学されて神宮でプレーされました。

そんなお父上に育てられた和彦くんは、久我山高校に入学する時に、3つの目標を立てたのだそうです。
* 高校ラグビー全国大会で全国優勝する
* 高校ジャパンに選ばれる
* 早稲田大学に入る

その目標を全て達成した本城和彦選手は、対抗戦の公式戦にスタンドオフとして四年間フル出場して、大学ラグビー黄金時代を代表する花形プレーヤーとなりました。

サントリーに進んで、ビジネスマンとしても大活躍されている本城さん。
早大応援部のチア出身で、走り幅跳びで世界に挑む義足のアスリート・佐藤真海さんの上司であった時期もあります。

いつの日か早稲田の監督になってくれたらなあと、密かに期待する私です。
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早稲田で飲む

2011-06-17 23:43:42 | 大学野球
enjinさんからお知らせをいただきました。

大島くん(外野手。木更津総合-早大。田中幸長、内山、本田らと同期)が監督を務める島根県立矢上高校が、山陰大会で準優勝したそうです。

私は不案内なのですが、土地勘のある方によれば、かなりの田舎にある学校とのことです。
頑張っていますね、大島くん。
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先週とは逆の「源兵衛」→「八幡鮨」のルートで、花の金曜日の夜を過ごしました。

源兵衛では、久しぶりに
伊藤順蔵先生にお会いしました。
かつて体育局長をお務めだった伊藤先生の現在の肩書きは、早稲田の名誉教授。
あと数日で八十歳におなりになるそうです。

冒頭の写真は、私のボトル。
東京六大学野球のキャプテンナンバーである10番を、過去何年間も使わせていただいています。
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八幡鮨では、被災地のお酒を揃えています。


今夜も会津中将を痛飲しました。
睡眠不足も相まって、下り電車に乗った途端にウトウトしてしまいまして、乗り過ごすことなく自宅にたどり着いたのが、我ながら信じられません。
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デスマッチの1日

2011-06-16 22:19:35 | ビジネス
今日は、始発から二本目の列車で朝6時前にオフィスに到着。
それから今しがたまで、約15時間ぶっ続けで仕事していました。

コンビニお握りだけを頼りに、朝から夜まで、ビルを一歩も出ませんでした…。
(T_T)

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来週、海外から法務とリスクを担当するエグゼクティブたちが1週間やってきます。

今回のテーマは、マネーロンダリング防止の更なる強化策。

事前に届いた社内メモによれば、融資取引のない法人預金口座であっても、無担保ローンの融資判断をするかのように、株主や役員の信用調査、そして資金の流れの継続的なモニタリングが必要になるというものです。

各国の営業拠点が統一された基準で対応することになるため、その実施責任者が世界を駆け巡って、各国のリスク管理担当者のお尻をひっぱたいているわけです。
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率直にいえば、日本国内の現在の金融慣行からは、かけ離れた水準を要求されています。
お取引先には口座開設時のみならず、取引開始後も定期的に、あれこれと情報をいただかなくてはならません。

「借入するわけでもないのに、こんなに書類を定期的に提出しなければならないのか」というお客様の苦々しい表情が容易に想像できるので、本当に辛いところです。
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一方、自国民の血を流しながらテロ組織と戦っている英米からみると、日本のノンビリした雰囲気は、受け入れ難いもののようです。

空港における厳しいボディチェックや荷物チェック態勢が欧米から持ち込まれたのと同様、金融取引の監視についても、日本は常に一歩遅れています。
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とにかく、世界に迷惑をかけることのない監視態勢を構築しなくては。

この週末は、久しぶりに東伏見を予定しているのですが、このままでは難しいかも知れません。

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疲れ果てて、下り電車に乗ろうとすると、横須賀線も東海道線も、運行ダイヤが大混乱。
何か事故があったようです。
こんな時に限って…

急いでシャワーを浴びて、缶ビールを飲んだら、サッサと寝たいと思います。

(-_-)zz
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電力の話題

2011-06-15 19:29:44 | 社会全般
私の職場でも、いよいよ節電モードが本格化してきました。

今日、総務担当の女性スタッフがオフィス内を歩き回り、蛍光灯を何本も間引きしていきました。

照度計でデスク上をチェックし、明るさがグローバルな社内基準に達していれば問答無用。
執務デスクのない通路や休憩室は、物置小屋のような薄暗さとなってしまいました。
(><)
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また、エアコンの使用も限定されてきました。
外資企業のオフィスはパーテーションが多いので、エアコンを効かせないと、空気がよどんで気温も一気に上がってしまいがちです。

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浜岡原発が突然に運転中止となったことにより、大同特殊鋼や日本ガイシなど東海地区に集積している有力メーカー各社が、対応に追われているとの報道がありました。

中には、東京電力管内から東海地区へと生産活動をシフトしようとしていた企業もあって、頭を抱えているそうです。

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昭和四十年代ごろまでは、次々に完成する巨大なダムで発電された安価な電気が使えるからと、多くの電力を必要とする産業、例えばアルミやカーボンブラックなどのメーカーが、競って東北や北陸に工場を立地しました。

その後、最新式の火力発電所、そして原発が次々と完成したために、水力発電所の近くに工場を持っているメリットが無くなってしまいました。

日本海側の地域で過疎化が進んだ要因の一つに、水力電力への依存度低下があると、私は考えています。
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そんな状況で勃発した福島の原発事故、そして他の原発の運転停止。

改めて水力発電の可能性を検証すべきではないかという気持ちになっています。

東北や北陸地方のダムに発電能力があり、そして、その電力をダムの所在地周辺で優先的に使用することができるならば、再び工場立地を促進する有力な武器になるのではないかと思うのです。

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地域住民の方々に立ち退きしていただいてダムを造っても、治水や防災など、説得力も現実味もない効用が主張されるばかり。
しかし、既に完成したダムの水力発電機能を生かして、企業誘致ができるのであれば、これまでの構図がガラリと変わります。

遥か彼方の大都会のために発電するのではなく、地元の工業団地に優先的に利用できる仕組みができるならば…

そして、この切り口は太陽光にも、地熱にも、風力にも当てはまるはずです。

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あまり根拠のない思いつきではあります。

でも、「地方の電力、人材その他の様々な資源を大都会が吸い上げる」という構図が変わる可能性を、電力問題を考えているうちに少しずつ感じ始めている私です。
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週べ今週号

2011-06-14 20:01:39 | 大学野球
まず、お知らせです。

「大学野球」春季リーグ戦決算号が、6月17日(金)に発売予定です。

たとえ早稲田の記事が少なくとも、売上は一冊でも多い方がと、私は願っております。
そうしないと、以前のように、開幕前の展望号しか発売されなくなってしまう不安がありますので…
(;^_^A
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さて、週刊ベースボール今週号は、キャッチャー特集。
プロ12球団の主力捕手について、ロングインタビュー、そして達川光男さん(広島商業-東洋大学-広島。広商で、金光、佃、楠原らと全国制覇)の解説が楽しいですよ。

細山田くんも、ちゃんと登場いたします。

達川さんは、「特徴のないところが、彼の特徴」と細山田くんについてコメント。
驚いたのは、過去のプロの捕手で似ているタイプとし挙げたのが達川さんご自身!
そして、「彼はもっといい捕手になれる」と期待の言葉をくださっています。

細山田くんは、達川さんの期待に応えて、不動の正捕手になってください。

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ところで、達川さんは明大進学が第一志望でした。
もし明大進学が実現していたら、早稲田の山倉(東邦)、法政の袴田(静岡自動車工業)、そして慶應の堀場(丸子実業)と、六大学にプロ捕手が揃い踏みするという、凄いことになっていました。

私の世代において、もし怪物・江川が慶應に進学していたらという仮説に次ぐ、東京六大学野球の「歴史のIF」です。
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次に、NHKの大越キャスター(新潟高校-東大。六大学で8勝)の大学選手権準決勝観戦記(慶應vs東京国際)が、見逃せません。

私が感じ入ったポイントが二つありました。

一つ目は、慶應・江藤監督の指導に関すること。

「江藤監督の練習は、まさに基本重視、反復重視」
「力をつけた慶應義塾高校による底上げもあるが、一般入学の選手たちへの門戸が広く、実際に彼らが活躍している」

二つ目のポイントは、大学野球の指導の難しさについてのお話。
「昨今の就職難は野球選手にも降りかかり、練習に授業、そして就活と息つく間もない」
「一方、恋もすれば別れも経験するだろう。」
「青春の光と影に揺れ動きながら、社会への入り口に立つ若者たちを束ねるのが、大学野球の監督という仕事」

その通りだと思います。

野球部の上級生部員たちが、睡眠時間をギリギリまで削って、練習・授業・就活に取り組む姿。
早大生ということで、企業に優遇された私たち世代が申し訳なく感じてしまうぐらいの厳しい環境で、野球部員たちは頑張っています。
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今日、嬉しい知らせがありました。
控え投手として地道に努力してきた部員の1人が、長い就活が実って、日本を代表する大手商社に内定したのです。

彼の眼前に広がる洋々たる前途に対して、電話で激励の言葉を送る一方、「ビジネスマンとして、あと数年間は負けないぞ」と、自分自身を鼓舞する私でありました。

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結果責任

2011-06-13 21:45:57 | 大学野球
「今回の仕事でしくじったら、それこそ切腹ものだ」
「そうだよ、プロジェクトの予算を承認してくださった本部長に対しては、メンバー全員が土下座して謝らなくては」
「全員がその覚悟を持って、これから3ヶ月間、頑張ろう」

少しばかり誇張した、こんな表現が日常のビジネスで使われてるのは、さほど珍しいことではありません。

しかし、日本の財界を代表する1人である東京電力の社長さんが、本当に土下座しなくてはならない事態となると、これは100年に1度と言えるでしょう。
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写真にある東電のマネジメント陣の後ろ姿。
避難された人々からの刺すような視線に晒されながら土下座する彼らは、針のムシロに座っている心境だと思います。

そして、彼らの背中からは、
「本当に申し訳ありません」
という懺悔の気持ちに加えて、
「俺たちに原発建設を強要した、政治家と経産省の官僚たちは、どこに隠れてしまったんだ?」という憤りも伝わってきます。

土下座すべき立場の人は、中央官庁にも、代議士にも、そして地元議会や経済界の中にもいます。
彼らは、息を潜めて身を隠しているように思えます。

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結果責任

経済人はもちろん、政治家も官僚も、権限を有する人々が自らの判断がもたらした結果については、良くも悪くも責任を負うという仕組みが必要です
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