外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

もうすぐ第二回・高校生練習会

2012-08-20 21:03:30 | 大学野球
今週の金曜日は、第二回の高校生練習会が予定されています。

どんな選手が参加してくれるのでしょうか。

強豪校でも、普通校でも
現役でも、浪人でも
東京圏でも、地方でも

どんな選手に対しても、早稲田の野球部は門戸を開いています。
ぜひ、全国から集まってもらいたいと思います。
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先日、ハービー・ハンコックの俳句をご紹介しました。

ハービーは
今日も役所で
ハンコ突く


ジャズメンは、こんな言葉遊びが大好きなんです。
メロディを自分なりのセンスで崩したり発展させたりするジャズのアプローチが、言葉遊びに相通じるのかも知れません。

「子猫のピーターソンにはタマがある」→「オスか。ピーターソン!」(オスカー・ピーターソン)

「はい、ラーメン!」→「あと、ペッパーね」(アート・ペッパー)

酒を飲みながら、こんな他愛ないダジャレを言っては、
「本当に、くだらないねぇー」
「へっ、へっ、へっ、」
とか何とか言いながら面白がるわけです。

曲名も、言葉遊びの対象となります。

「イパネマの娘」→「印旛沼の娘」
「ユー・ドント・ノー・ファット・ラブ・イズ」→「牛丼・ノー・ファット・ラブ・イズ」
「青い山脈」→「ウラル山脈」

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こういう言葉遊びは、ウケる人とウケない人に、はっきり分かれます。

ウケない人からみると、「こいつら、バカか?」

一方、ウケる人は、ジャズ好きになる素質があると私は思います。
(^^)v
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さすが応援部

2012-08-19 21:57:10 | 大学野球
今日は、久し振りに、じっくりと高校野球を堪能しました。

特に、桐光学園と浦添商業の試合を興味深く観戦しました。

桐光学園は、早大OBの野呂監督(早実・早大で、和泉早実監督と同期)が率います。
かたや、浦添商業は、早稲田が春季キャンプを行なうスポーツ施設から、道を挟んで隣接する場所にある学校。
同校の運動部員たちがランニングする姿を何度も見かけたことがあり、個人的に身近な印象のある学校です。

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テレビ画面には、甲子園のバックネット裏に陣取るNさん(平安高校OB。早大応援部の元監督)のお元気な姿が今年も映っていました。
Nさんは、学生スポーツを心から愛していらっしゃる方です。

さすが応援部。

スポーツを応援する者の心意気を、いつも明るいNさんの笑顔から私は教えていただいています。

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夜9時からは、BS103を観ました。

パラリンピックの女子走り幅跳びに出場する、佐藤真海さんの特集番組です。
佐藤さん(仙台育英-早大)も、早大応援部OG。
いつも明るい笑顔が素敵な女性アスリートです。

佐藤さんの経歴は、彼女の著作で私は知っているつもりでした。
しかし、気仙沼にある彼女のご実家が昨年の津波で被害に遭ったことを、今夜の番組で初めて知りました。

様々な試練を、逞しく克服して、常に前に進む佐藤さん。
さすが応援部です。


応援部は、早稲田の誇りです。
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東日本大震災復興支援親善試合

2012-08-18 22:14:18 | 大学野球
今日と明日、東京六大学と東北地区から選抜されたメンバーによる、東日本大震災復興支援親善試合が行われます。

早稲田からは、次の7選手が選ばれています
投手:横山、有原、吉永
捕手:地引
内野:杉山、中村
外野:高橋直樹、

残念ながら私は行くことができなかったのですが、選手たちの元気溢れるプレーが、少しでも現地の方々に憩いにつながればいいですね。
そして、各校の選手たちが故障することなくチームに戻ってくれたらと思います。

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さて今日は、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の「それをお金で買いますか_市場主義の限界」(早川書房)を読みました。

あらゆるものが売りに出される現代社会を俯瞰しつつ、市場メカニズムと道徳との関係を鋭く論じる本です。

例えば、次のような「売り物」が紹介されています。
代理母による妊娠代行サービス(6,250ドル):欧米諸国の夫婦が、インドの女性に妊娠をアウトソーシングする

ニュージーランド航空が30名を雇い、彼らの頭髪を剃り、消える刺青で広告を表示した。

病人や高齢者から生命保険を買い取り、彼らが存命中は保険料支払いを代行し、彼らが死んだら、死亡給付金を受け取る投資スキーム

南アフリカで絶滅危惧種のクロサイを打つ権利(15万ドル):絶滅危惧種を育てるインセンティブを牧場主に与えるもの

それぞれ、売り手と買い手には相応のメリットがあり、どれもが合法的な取引です。

しかし、どれをとっても、読んだ後に複雑な気持ちとなってしまうものばかり。
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かたや、こんな実例も紹介されています。

スイスの核廃棄物処理場
スイスの山村の住民に対して、その村に核廃棄物処理場を建設するとしたら賛同するかと、連邦議会の調査団が質問しました。
すると、国民としての義務の意識がリスクに対する懸念を上回り、過半数を超える住民が賛同すると答えました。
続いて、住民1人ずつに連邦議会が補償金を毎年支払うと申し出たところ、賛成票が半減してしまった。
金銭的インセンティブが、住民たちの道徳観に水を差してしまったのです。

一方、金銭ではなく、公園、図書館、学校などの公共財による補償は、歓迎されることが多いということです。
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イスラエルで、医療活動に対する寄付金を集める活動を使い、実験が行われました。

高校生たちを3つのグループに分けました。
第一グループは、寄付の目的の重要性を説く短い激励メッセージを聞かされて、寄付金集めに出発しました。
第二グループ、第三グループも激励メッセージを聞かされて、加えて、集めた金額に応じて1%、10%の金銭的報酬を出すと告げられてから出発しました。

結果は、無報酬のグループが最も寄付金を集め、次いで10%報酬グループ、ドンジリは1%報酬グループでありました。
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イスラエルでは、保育園でも実験が行われました。

子供を迎えにくる母親たちに対して、決まった時限に遅刻した時に罰金を課すようにしたところ、遅刻者が倍増してしまいました。
母親たちは、罰金を遅刻の料金だと受けとめたのでし。
そして、12週間後に罰金制度は廃止されましたが、一度増えた遅刻者は減らなかったそうです。
ひとたび道徳的義務が蝕まれると、かつての責任感は簡単には回復しないということでしょう。

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市場原理主義の権化というべき米国系金融機関に7年間ほど勤務した経験を持つ私としても、ずいぶん考えさせられる本でした。

例えば、新商品の導入にあたっての営業体制の構築、逆に既存の金融商品の廃止、あるいは社員の雇用打ち切りなど、様々な場面を、金銭で短期間に解決していく米国企業のやり方は、邦銀出身者にとって驚きの連続であり、感心させられることも少なくありませんでした。

しかし、サンデル教授のような視点で見直してみると、複雑な気持ちも湧いてきます。

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朝から雷鳴が響く怪しい天気であったため、東伏見に行かず、私らしくない読書の1日となってしまいました。

このままでは寝つきが悪くなるので、一杯やりながら野球のDVDを観て、それから寝ることにします。
(;^_^A
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オープン戦が本格化

2012-08-16 22:54:26 | 大学野球
軽井沢キャンプがおわり、いよいよ夏のオープン戦が本格化する時期となりました。

ダブルヘッダーとなった今日は、大阪ガスに1対3で敗退するも、日本大学には4対0で勝利しました。

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ところで、夏休み真っ盛りのこの時期に、日本の銀行界にとって極めて重いニュースが、さりげなく流れました。
いわば、平成の徳政令となるかも知れない動きです。

東日本大震災および福島原発事故で被災した方々が新たに債務を抱える二重ローン問題については、銀行が既存の貸付債権を全額または一部放棄する「徳政令」を出すかどうかの議論が長らく続いています。

過去を振り返ると、1995年の阪神・淡路、2006年の新潟県中越の2大震災でも、いわゆる借金棒引きはありませんでした。
したがって、国は公平性の観点から難色を示しており、関係者は着地点を見いだすのに苦労していました。
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このたび、社団法人・個人版私的整理ガイドライン運営委員会から全銀協に対して、一つの要望が出ました。

個人版私的整理ガイドラインにもとづく債務整理で、住宅ローンなどの担保不動産を売却することを基本とする弁済計画を策定した場合において、「弁済計画成立後、5 年を経過した時には、その時点で金融機関が抵当権の実行を完了あるいは債務者が当該不動産を売却した売得金を債権者に支払うことが完了していなくとも、残債権の支払請求を中止し、抵当権設定登記の抹消登記手続きを行うことが相当と思料されます。」という内容です。

「残債権の支払請求を中止し、抵当権の抹消登記を行なう」ということは、銀行の債権放棄を意味すると理解できます。
五年間にわたる弁済の努力が実らなかった場合に限った話ではありますが、ついに一線を越えたなというのが私の第一印象です。

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個人の努力ではどうにもならない苦境に陥った方々を、社会全体で支えることは当然です。

しかし、一方的に金融機関に負担を求める解決策は、全くもって感心しません。

ちなみに、今回、1顧客あたり10百万円単位で金融機関に債権放棄を迫るスキームが、これで実績となってしまいました。

営業基盤が全国に広がるメガバンクならばともかく、地震や津波の恐れのある地域を地盤とする、あるいは原発のある地域の地方銀行、信金信組などは、これまでのように金利優遇や担保掛目の緩和による住宅ローン推進は難しくなると考えなければならないでしょう。

少なくとも、適正な金利と担保掛目、そして、一件あたりの融資上限額の設定などが必要となります。

あるいは、「こんなに大きなリスクを、とても背負うことはできない」と考える金融機関では、住宅ローン業務から撤退する戦略を選択することもあり得ます。
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中小の地域金融機関の体力には、限りがあります。

全銀協の通達を読んで戦々恐々となっている金融機関が、全国各地にあると想像しています。
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軽井沢キャンプ打ち上げ

2012-08-14 21:24:48 | 大学野球
今日、早大野球部の軽井沢キャンプが無事に終了しました。

私たちの世代とは異なり、大学の前期授業が8月第一週まであります。
したがって、復活した軽井沢キャンプは僅か8日間。
それでも、部員たちにとっては、濃密な毎日であったようです。

ある下級生部員は、この8日間で体重が8キロ落ちたそうです。
普段から鍛え抜いていて、贅肉のないはずの彼が1週間に8キロ痩せるというのですから、毎日の練習の厳しさが想像できます。

そういえば、キャンプ中に企画されたバーベキューでも、部員たちの食べた肉の量が思ったほどでもなかったと。
食べ盛りの彼らの食欲ですら、猛練習で細ってしまったのだろうと私は想像します。
「それなりに食べたら、早く眠りたい」というのが偽らざる気持ちであったのでしょう。

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冷静に考えると、秋季リーグ戦の開幕まで、残すところ1ヶ月を切っています。

東北の復興支援、川越の全早慶戦とイベント続きですが、キャンプでの疲れを癒して、秋に向けて万全の調整を期待したいところです。
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西村一貴さんを悼む

2012-08-13 21:47:54 | 大学野球
軽井沢キャンプが順調に進行して、秋季リーグ戦に向けて期待に胸が膨らむ時期。

しかし、このブログに記しておかねばならない悲しいニュースを、先週の火曜日に耳にしました。

私が早稲田に入学した年に四年生で正二塁手であった西村一貴さん(平安高校-早大-日本生命)がご逝去されたという、にわかに信じられない、とてつもなく悲しい知らせです。

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西村さんの写真は、このブログでも2008年7月にご紹介したことがあります。
↓この記事の写真の左側が、私が入学した時の西村さんです。
1975年の早大野球部

何度かここで書いたことがありますが、私の憧れのポジションは二塁手です。

高校時代は、同い年の金光興二選手(広島商業-法政)に対して「同い年で、こんな凄い選手がいるのか」と、甲子園のテレビ放送を観ながら思いました。

大学に入学した時の早稲田の正二塁手が西村一貴さん。
私は、西村さんの醸し出す雰囲気が大好きでした。

ちょっと非力な印象があるものの、守備でも、打撃でも、とても大人びた雰囲気を感じさせる職人肌、かつ才気溢れる二塁手。
いかにも、名門・平安高校で一年生からレギュラーで、甲子園5回出場という実績を引っ提げて早稲田にやってきたという選手が西村さんでした。

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早稲田では、一年生からレギュラーとなって、二年生春と三年生の春にベストナイン獲得。
特に三年生の春は、早稲田の二回目の大学選手権優勝に貢献されました。

ちなみに、その時の春季リーグ戦で早稲田からベストナインに選ばれたのは、次の4人でした。
矢野投手(今治西)
西村二塁手(平安)
八木遊撃手(興国。現・早大コーチ)
吉澤外野手(日大三高。現二年生の吉澤くんのお父上)

この次に早稲田が大学選手権で優勝するのは、何と田中幸長くん(宇和島東-早大-トヨタ)が主将の年まで、二十年以上も待たなくてはなりません。
ちなみに、その年の正二塁手は、これまた非力な印象を受けるものの才気溢れる上本くん(広陵)でした。

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私の早稲田在学四年間の正二塁手を振り返ると、
1975年:西村さん(平安)
1976年:松本さん(報徳学園。卒業後に巨人。肩の脱臼で早々に戦線離脱)→岡村さん(佐賀西。現在の早大監督)
1977年:岡村さん(佐賀西)
1978年:亀山さん(平安。卒業後に三菱自工京都)

すなわち、現監督の岡村さんは、実質的に平安出身の西村さんから二塁を引き継ぎ、平安出身の亀山選手に二塁を引き継いだのでした。

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軽井沢キャンプにおいでになった八木さんに西村さんの思い出を尋ねたところ、
「クサい球を、カット、カット、カットでしのぐ、隙のない選手だった」

同じように、カットで粘るのが持ち味であった岡村さん。
西村さんをお手本にして腕を磨いていらっしゃったに違いないと、私は確信いたしました。
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最後に、平安高校野球部で西村さんと同期生でいらっしゃった方のブログ記事をご紹介いたします。
平安高校での球友のブログ

私の憧れ、西村一貴さんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。

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今日の軽井沢(8/12)

2012-08-12 20:38:53 | 大学野球
今朝も午前8時半から練習が始まりました。

昨日の夕方に降った雨もすっかり上がり、心配されたグラウンド状態も良好。
実に水捌けの良い土質です。

グラウンドには、徳武さん、安田さん、小宮山さんが指導においでになっています。

また、ネット裏には、佐久長聖と書かれたジャージを着た高校生とご父兄が10人ばかり練習見学にいらっしゃいました。
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ふと気づいたのですが、ここのグラウンド周辺では、セミが全く鳴きません。
ですから、野球をするボールや選手たちが発するもの以外の音は、せいぜい野鳥のさえずりぐらい。
蝶やトンボが時おり飛んでくるという静かな環境で、猛練習が続けられています。
なお、時々、アブも飛んできます
(;^_^A
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内外野のシートノックが終わると、紅白戦が行われました。
(冒頭の写真)

両軍合わせて5人の投手が登板し、6イニングが戦われました。

走り込みで疲れがピークに達している投手陣。
しかし、みんな球が走っていたので、ネット裏のコーチ陣はニンマリ。
(^^)v

終了後は、試合展開の中で訪れた様々な状況に対する個々の選手の判断やプレーに対して、岡村監督、徳武さん、小宮山さんから詳細な指摘が行われました。

そして、すぐさま選手たちが各ポジションに散り、課題の残った場面を再現して、あるべき走塁や守備を確認し、それを反復練習しました。

なお、この反復練習の半ばで私はグラウンドを離れ、午後の長野新幹線で帰京いたしましたので、この軽井沢キャンプ・レポートもこれが最終回です。

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昨日の夕方に行われた、早大野球部・伝統の練習「捕り込み」(別名:コロコロ・ノック)の様子を、ご紹介しておきます。

内野グラウンドでのコロコロ・ノックと外野フェンス沿いでのアメリカン・ノックが並行して行われました。

昨日お伝えしたように、この練習が始まるのと同時に雷雨が降り始めました。
しかし、そんな悪コンディションをものともせず、コロコロ・ノックが始まりました。

コロコロ・ノックとは、野手の右側と左側へと、捕れそうで捕れないノックが飛び続け、選手たちが飛びつきます。


ノックを終えた選手たちは、頭の先からスパイクまで泥んこになりました。
昨夜の洗濯は、さぞかし大変だったことでしょう。

写真は、左から、中村くん(2年、天理高校)、吉澤くん(2年、日大三高)、渡辺克真くん(3年。鶴丸高校)という顔ぶれです。



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今日の軽井沢(8/11)

2012-08-11 19:39:38 | 大学野球
予定どおり、午前8時半から練習が始まりました。

グラウンドには、岡村監督、OBの徳武さん、安田さん、八木さんが朝一番からおみえになりました。

そして、ネット裏も、京都のOさん、RMさんとお父上、そして杉並稲門会の方、杉山選手の高校の先輩等々、なかなか賑やかな顔ぶれになりました。
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午前中、野手陣は、ボール回し、内外野のシートノック、投内連携、打撃練習が行われました。

かたや投手陣は、ブルペンで投げ込みを行いました。
冒頭の写真は、三塁側ブルペンで、安田コーチの指導を受けながら投げ込む投手陣です。
安田さんは、変化球の握り、腕の振り方、プレートの使い方など、きめ細かい指導を平易な表現でアドバイスされていました。

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多くの部員が昼食休憩に入った時間帯を利用して、特打が行われました。

ゲージに入ったのは、大野大くん、小野田くん、吉澤くんの右打者3人。
ピッチング・マシン一台、荒谷、冨永の両学生コーチが打撃投手を務めました。

大野くんと小野田くんが左右にライナーを綺麗に打ち分けるのに感心しました。
そして、吉澤くんの長打連発には改めて驚きました。

徳武さんの熱血指導が実って、今日の吉澤くんは絶好調。
このグラウンドは両翼95メートル、センター120メートルの大きさなのですが、吉澤くんの打球は面白いように外野フェンスを飛び越えていきます。
時には、左翼の遥か後方にある宿舎を直撃しそうな打球もありました。

この写真の一番手前が吉澤くんなのですが、脇の締まった鋭いスイング、そしてヘッドの走って前の大きいスイングには凄味がありました。

昨春の入学当時の彼のスイングは、いかにも金属バット打法だったのですが、その頃と比べると、別人のようです。

今日の打撃を、反復練習で自分のものにしてもらいたいです。

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八木さんは、今日も野手陣にノックの雨を降らせました。

捕球までの足の運び、グラブの使い方と体勢、そしてスローイング、
もし八木さんのアドバイスを文字にしたならば、そのまま「守備の極意」というタイトルの教本になります。

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午後からは、アウトカウント、イニング、点差を設定した打撃・走塁・守備の練習が行われました。

例えば、3点差で8回裏。
そして一死・一三塁という状況を設定します。
打者も、走者も、バッテリーも、守備陣も、その状況を考えて最善と思われるプレーを実践します。

例えば、一塁ランナーが俊足ならば、盗塁するぞ・するぞという仕草で投手を揺さぶり、ボールカウントを有利に持っていき、できれば四球で同点のランナーを出すような工夫です。

このようなケースごとの判断ができない選手がいた場合には、岡村監督から容赦のない叱責が跳びます。
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グラウンドで、そんな濃密な練習が続いている時、投手陣は、グラウンド脇の坂道を使って激しい走り込みが行われていました。

かなりの勾配の坂道なので、相当にキツいメニューだと思います。
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今日の天気予報は、午後三時ごろから雷雨というものでした。
その予報に反して、午前中は晴天。
しかし、予報どおり午後三時ちょうどから、ゴロゴロと雷鳴が響き始め、すぐに雨が降ってきました。

その雷雨をおして、早大野球部・伝統の練習メニューである「捕り込み」が、内野と外野の二ヶ所で行われました。

頭の先からスパイクまで泥だらけになった選手たちは、まるでラグビー部員のような外観となってしまいました。
(;^_^A

技術面に限っていえば、必ずしも特別な効果はない練習メニューなのかも知れません。
しかし、伝統の練習メニューを終えた時の部員たちの表情には、今まで以上の連帯感と信頼感が確かに生まれていました。

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今日の軽井沢(8/10)

2012-08-10 15:40:27 | 大学野球
今朝も、午前8時半から練習が始まりました。

佐藤学生コーチの指示の下で入念に準備運動を行います。
その後、野手陣は内外野シートノック、ペッパー打撃、投内連携、そしてゲージ打撃。

かたや投手陣は、隣のグラウンドで走り込み、野球グラウンドに戻ってポール走、そして体幹強化を行いました。

今日の練習は正午過ぎに終了し、午後は半日の休息日となりました。

もっとも、コンビニですら徒歩30分を要するというような環境に宿舎があります。
したがって、部員の皆さんは、自室で身体を休めたり、宿舎の近くをちょっと散歩したりして午後を過ごすのだろうと想像します。

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冒頭の写真は、一塁側のブルペンです。
このグラウンドには一塁側と三塁側に各2名分のブルペンがあり、そこで投手陣が投げ込みを行なっています。
捕手の真後ろで見学させてもらうと、直球の風切り音が迫力満点です。


こちらは、昨日の打ち込み風景です。
写真は、トスを上げる渡辺克真くん、それを打つのは白澤くんという、三年生の鹿児島出身コンビ。

3つのゲージを使ったフリー打撃、バックネット前でのトス打撃、一塁側ベンチ前でのバント練習などの練習メニューが並行して行われました。


昨日の夕方に行われた、捕手の捕球訓練の風景です。
荒谷コーチと玉真くんがレーキを持って備える前で、地引、土屋、梶矢、道端の各捕手が、交替で練習していました。

マシンから放たれるワンバウンドの球を身を挺して止めるのが目的。
横や後ろに球をこぼさないように、みんな必死でした。

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明日は、再び終日練習です。
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今日の軽井沢(8/9)

2012-08-09 22:58:44 | 大学野球
今朝、9時過ぎから早大野球部の軽井沢キャンプを見学させていただきました。

湿度の低い高原の風は、とても爽やか。
でも、直射日光の当たる場所では、それなりに暑い。そんなコンディションで、熱い練習が行われました。

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練習は午前8時半から始まっていまして、私が到着した午前9時半ごろには、既にウォーミングアップが終わり、ボール回しが始まっていました。

ボール回し、内外野のシートノックが終わると、投手陣が加わって、イニングやアウトカウントを設定してケース別の打撃練習が行われました。

冒頭の写真は、その練習の様子を厳しくチェックする小宮山悟コーチ(芝浦工大柏)です。

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息詰まる雰囲気で行われた練習の後は、野手組は打撃練習、投手組は隣の陸上トラックで凄まじい走り込みが行われました。


四班に分かれた投手陣が、陸上トラックをリレー形式で、繰り返し、繰り返し、全力疾走します。

陸上トラックは、日陰になる場所がないために、ずっと直射日光を浴びながらの走り込みとなります。
小堀コーチの指示に基づいて練習が行われますが、常に小宮山コーチが睨みを効かせているので、一瞬たりとも気を抜くことができません。

私が見たところ、阿久根くんと有原くんのスピードが、頭一つ抜けていました。

個人的に私が同情したのは、学生トレーナーの安達玄くん(二年、白石高校)です。
リレーの人数合わせのために、投手陣と一緒にトラックを走ることになってしまいました。

普段から走り込みしている投手陣と同じメニューをこなした彼は、最後はボロボロになっていました。
ご苦労様というしかありません。
(;^_^A
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かたや、野手陣の打撃練習と素振りも、凄まじいものでした。

トス・バッティング、ゲージ打撃、特打、そして素振り
素振りだけでも、少なくとも700本ぐらい振っていたと思います。

こちらも、岡村監督と徳武さんが目を光らしている中での練習。
素振りを終えた時に、グラウンドに倒れ込む選手がいるぐらい、ハードな内容でした。
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グラウンドには、何名もの野球部OBがおいでになりました。


写真の左から、開田(柳川高校-早大-ホンダ)、関口(仙台二高-早大)、大月(松商学園-早大。元・松商学園監督)のご三方です。

開田さんは、現役部員の外野手たちに対して、捕球と送球の基本を指導されていました。

明日は、ノックの名手・八木コーチがおいでになる予定です。

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今日はオフ会仲間のMTさんと一緒に見学しました。
明日からは、京都のOさんも合流されます。
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