この頃娘と眠る前の儀式がひとつ増えた。
それは、私が歌う
『バラが咲いた』を聞きながら眠ること。
絵本を一冊読み聞かせ、
今日のお話をした後に、
ギューッと抱っこして、
「3、2、1!」で電気をパチン!
そうして掛け布団を首までぬくぬくした後に
娘は「バラ…」と眠そうな小さな声でつぶやく。
私ももう眠い…。
でも、その歌は私も大好きだったそうで、
いつだったか母が
「あんたは『バラが咲いた』を聞くとすぐ寝ちゃったのよ」
と懐かしそうに話していたっけ。
曲のなかのバラは…娘のことだ。
いつもそう感じて…うつらうつらしながらも
とても幸せな気持ちになっている。
『バラが咲いた バラが咲いた 真っ赤なバラが
寂しかった僕の庭に バラが咲いた
たったひとつ 咲いたバラ 真っ赤なバラで
寂しかった僕の庭が 明るくなった
バラよ バラよ 小さなバラ
そのままで そこに咲いてておくれ
バラが咲いた バラが咲いた 真っ赤なバラで
寂しかった 僕の庭が明るくなった』
いつまでも傍にいたい…
でもいつかここを巣立つ時がくる。
その時、心からの笑顔で送り出せるように
今を愛そう…そう思うのでした。
☆甘い香りが漂う…
少し前に訪れた羽根木公園の梅、満開☆