自宅の近くに、数年前に建て替えられた綺麗な小学校がある。
駅を使うときには、たいがいその前を通るのだが、
いつだったか、ちょうど登校時刻に出くわしたときがあった。
「おはよう~!」『……』
「おはよう~!」『ぉ…ょぅ』
ん?正門の入口で先生が一人ひとりに声をかけているのに、
生徒は返事をしないか、しても蚊の鳴くような小さな声…。
次々と門を入っていく生徒のほとんどがそんな調子だ。
思わず足が止まってしまい、「うっそ~」という言葉が口から出てしまった。
どこかおかしくないか?
先生、なんで何も言わないの?
「挨拶をすること」って、人間関係を築くための基本の基本のはず…。
どんなに学校の成績が良くても、それだけでは生きていけないはず…。
朝の陽に照らされたまだ新しい建屋…何も言葉は発しないけれど、
淋しいんじゃないだろうか…。
☆大好きなガーベラをシンプルに…☆
うちの息子もそうです。
兎に角、ダレに挨拶されても一瞬固まっています。
恥ずかしいとかきまりがわるいとか怖いとか。もう色々な感情が一気に押し寄せてくるみたい。
なんで挨拶ごときに・・・と思ってはいけないそうです。この場所は安心出来る、とかこの人なら大丈夫、となると自然に出てくるみたいですし。
と、言うことで。
公園で挨拶しても返してくれない子供がいても、見逃してね。そして根気良く笑いかけてあげてね~。
なるほど~っと思いました。
まだいろんなことを吸収して成長していく年代ですものね。もしかしたら忘れているだけで、自分もそうだったかもしれないし…。