古本屋さんで見つけた池澤夏樹さんの「すばらしい新世界」、あんまり古本屋で見かけないのでラッキーと思った。
同名でアメリカの作家が書いた本もあるみたいです。
かなり分厚い長編小説で読みがいがあった。
風力発電会社の技術者がアジアの小国に小型の風力発電機を取り付けに行く話です。
彼の妻がNPOで働いていたために、良きアドバイザーとして発電機がうまく起動するようにアドバイスをしてプロジェクトが進んでいく。
アジアの発展途上国であるこの国とかかわりになる主人公ですが、現地の生活や宗教観を目の当たりにするにつけ、どんどんその国に惹かれていくのが分かる。
舞台はネパール、ブータン、インドあたりにある小国(シッキムとか)がモデルだろう。
フィクションなんですが、まるで本物みたいな感じです。
おそらく池澤さんが見聞きした調査経験を踏まえて書かれたんでしょう。
風力発電や、途上国での開発援助の進め方、NGO、NPOの活動内容など知ることができて非常に興味深かったです。
主人公夫婦はお互いの専門医知識を尊敬しあいながら分け合い、時には問題や経過について相談しあいながら、お互いを高めていける知的な夫婦だなぁと思いました。
とっても素敵な夫婦です。
毎日衛星を使ったEメールでやり取りを交わすほどラブラブではあるんですが。
チベット仏教やダライ・ラマについても書かれているので、以前私もダライラマの自伝を読んだことがあったので、それがオーバーラップして面白かった。
〇素晴らしい新世界 池澤夏樹 中公文庫
同名でアメリカの作家が書いた本もあるみたいです。
かなり分厚い長編小説で読みがいがあった。
風力発電会社の技術者がアジアの小国に小型の風力発電機を取り付けに行く話です。
彼の妻がNPOで働いていたために、良きアドバイザーとして発電機がうまく起動するようにアドバイスをしてプロジェクトが進んでいく。
アジアの発展途上国であるこの国とかかわりになる主人公ですが、現地の生活や宗教観を目の当たりにするにつけ、どんどんその国に惹かれていくのが分かる。
舞台はネパール、ブータン、インドあたりにある小国(シッキムとか)がモデルだろう。
フィクションなんですが、まるで本物みたいな感じです。
おそらく池澤さんが見聞きした調査経験を踏まえて書かれたんでしょう。
風力発電や、途上国での開発援助の進め方、NGO、NPOの活動内容など知ることができて非常に興味深かったです。
主人公夫婦はお互いの専門医知識を尊敬しあいながら分け合い、時には問題や経過について相談しあいながら、お互いを高めていける知的な夫婦だなぁと思いました。
とっても素敵な夫婦です。
毎日衛星を使ったEメールでやり取りを交わすほどラブラブではあるんですが。
チベット仏教やダライ・ラマについても書かれているので、以前私もダライラマの自伝を読んだことがあったので、それがオーバーラップして面白かった。
〇素晴らしい新世界 池澤夏樹 中公文庫