石川八幡宮を後にして、次は大仏公園へと移動。
大仏公園は石川の名所で鎌倉時代より続く城(館)があった場所。
当時、石川には13もの館が連なっていたそうです。
駅から八幡宮へと続く道も鎌倉時代からあったときくと、へぇーと歴史の長さにびっくり。
大仏公園にあった館はもともと南部氏(息子は盛岡城を作った人)が持っていた居城です。
なので公園内も城らしく段々になっていて上に上ってくほど、見晴らしがいい。
登りきったところからみる眺めが素晴らしい。
ちょうど弘南鉄道が大鰐方面からやってきました。
めっちゃいいタイミングなのでとってみる。
橋の上を走る姿もいいですね。
鉄道ファンにおすすめの場所。
津軽為信が戦ったという乳井の古戦場も見ることが見えます。
まるでジオラマのような景色とはよく言いますね。
この後さらに反対側の景色を見に坂を上ります。
思ったよりも急でちょっとしたトレッキング。
汗をかきつつ登った先には。
裏側(西方向)です。
こちらはJR奥羽本線が見えます。
さらに南側も見渡せる場所があり、そちらは岩木山や弘前を含む津軽平野、
平川や浅瀬石川地区まで見渡せます。
どこかで合戦が行われるとすぐに気づけるというわけ。
戻りは裏側を通って入口へ出る「石川三十三観音」を巡るコースを歩きました。
観音様はそれぞれが違う表情、ポーズがあって、
みんな自分好みの観音様を撮影していました。
私は↑左側の観音様が好きです。
切れ長の目の美人さんですね。
この後入口へ戻り、今度はおひるごはん会場へ移動。
大仏公園お向かいにある施設にて、「津軽あかつきの会」のお料理をいただきました。
実は今回の企画に参加したのも「あかつきの会」さんのご飯が食べられるから!という動機でした。
あさつきの会さんは津軽に古くから伝わる伝承料理を継承している会です。
いわゆる郷土料理の一つなんでしょうが、昔は家庭でふるまわれていた料理だと思います。
私は祖母と一緒に暮らした経験がないし、
母は青森県外の人なので実はあんまり津軽の郷土料理を食べて育ってはいないんですよね。
だから一度あかつきの会さんのご飯を食べてみたかったのです。
こちらは今日のメニュー。
土の香りがする料理。
どどんっとお膳で料理が運ばれてきました。
わー、お膳で来るとテンション上がりますね。
ささげ(さやいんげん)のでんがくやみょうがの田楽なんかも大好き。
それにフキの煮物もナスのシソ巻も大好物。
棒鱈の煮物はなじみがなくて、これを見て「なつかしい」と言ってる参加者もいました。
ナスのずんだ和えもいつもは毛豆を使っているそうですが、
この時期は手に入らなくてだだっ茶豆でやったそうですが、おいしかったー。
またご飯も豆ごはんでして、お代わりしてしまいました。
保存食や野菜が中心の地味な感じの見た目ですが、とてもやさしい味がしました。
おばあちゃんの家にあるような懐かしい雰囲気の食器を見るのも楽しかったし。
食後はデザートまで出てきて、あかつきの会のメンバーが育てたリンゴと手作りの干し柿。
林檎は今の時期のものなのでさっぱりした味わいと、
干し柿の濃厚な甘さが一緒に食べるとかなりマッチしていました。
デザートを食べつつ、あかつきの会のメンバーが語る「津軽の昔話」を聞きました。
2人のメンバーが語りましたが、
どちらもクスリと笑ってしまうような内容の話でオール津軽弁ですし、
津軽の岩木山なんかも出てくる話ですごく面白かったです。
こういう昔話も子供に聞かせてあげたいっと思ってしまうものでした。
なかなか昔話を聞ける場もなくて、いい機会でした。
これで古津軽のスマホ旅は終了でしたが、内容もすごくよかったし、
とても楽しかったので参加して本当に良かったです。
また別バージョンで募集してほしいなぁ。