NIM'S ISLAND ～幸せの１ページ

ここ数年ジョディ・フォスターの映画がお気に入り。
それも2年前にアメリカで見た「フライト・プラン」からめっちゃ好きになりだしたの。
なんかジョディはキレイなのにかっこいいじゃん。
でも、この映画のジョディはそのかっこよさのかけらもないくらい、変！

潔癖症で外出恐怖症で引きこもり。
その尋常ではない生活ぶりをかなり面白おかしく演じていて、こんなジョディが見られるなんて、、、っていうか、こういうジョディも大好きだと思ってしまった。

そんなジョディ演じる主人公は冒険小説を書いてる売れっ子作家。世界26カ国で訳されてるスーパーヒーローのアレックス・ローバーは彼女が生み出した主人公だ。
しかしそれは実は彼女自身のあこがれるもう一人の自分なのだ。彼女自身の名前がアレックス（アレクサンドラ）ローバーなのだ。
そんな引きこもりの彼女は次回作の締め切りに追われながら、小説のヒントにしようとある島に住む少女＝ニムとメールで知り合う。
しかし少女にある日父親が海で行方不明、島が海賊に狙われるというピンチが訪れる。
メールの相手が自分のあこがれる小説のヒーローそのものだと思ったニムは、アレックスに助けを願うとこからストーリーは急展開。
なんせアレックスは外にも一人で出かけられないのに、遠く海を隔てたニムの住む島まで行くだけで冒険中の大冒険。
家から出て雨にぬれるだけ、タクシーに乗るだけ、飛行機に乗るだけ、
小型プロペラ機に乗るだけ、島人のボートに乗り、ヘリコプターは嵐で海賊船＝実は観光船に不時着、そこのボートを盗み、やっとのことでニムの住む無人の火山島にたどり着くのだが、ここまで行くと、次第にアレックスも強くなっていく。
しかしいざ会ってみると自分の理想と違うアレックスにニムはがっかり、アレックスは逆にニムに助けられてしまうし。

そんなこんなで進むストーリーですが、ほんとに面白い。
ジョディの変人ぶりが、かなり笑えた。
またニムの住む島も素敵。父親と住むツリーハウスに、キレイな海にアザラシと海がめとトカゲとペリカンの友達。
劇中ではツバル諸島でジョディが乗り換えをしてたけど、どうやら南太平洋のど真ん中らしい。
またしばしば登場するアレックス・ローバー(ヒーローのほう）とニムの父親に、オペラ座の怪人役のバトラーさんが二役で出ててかっこいい！
そして主役の子役もお茶目でかわいいし。彼女主演のリトルミスサンシャインもお勧めです。
久々ワクワクする冒険ものを見たって気がします。インディジョーンズを思い出しちゃったな。