紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

神仏のウワサを読む

2006-05-02 10:05:19 | 読書
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 個別な連絡の手段をずっと考えていましたが、やっとこさ、ここに至りました。やっと解決。あー長かった。  ☆☆☆

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 さて、今日の日記。

 先週立ち寄った本屋さんで、ふと買ってしまった文庫本。表紙がキッチュ、タイトルに不可抗力なニオイを感じて、立ち読みもせずにいきなり買ってしまった。

 『うわさの神仏―日本闇世界めぐり』 加門 七海 (著) 集英社文庫

オカルトマニアで宗教フェチ、“神仏ゴシップ券\記者”加門七海さんのマニアックな笑えるエッセイ。彼女の「女子高ノリ」がツボにはまりました。

「第一部は、神仏の食べ物、丑の刻参り、七福神、鬼・妖怪までを大胆不敵に笑いで斬り込んだ神仏・オカルトうわさ話。
第二部は、日本全国の“祟る?”“出る?!”の現場を訪ね歩いた、肝試し、いえ、命がけの突撃ルメB」
だそうです。

 で、昨日何の期待感もなく、なにげなく読み始めたのに「そうなのか! そうだったのか?」の連続でずるずるとひき込まれてしまった。

 神仏の食べ物についてなら「仏教は『生臭もの』は御法度だけど、神様は『生臭もの』OK。なかでも諏訪神社の神様は大の肉好きで、お供え物として鹿のアタマ(ナマ)がならびます。」

 きゃあああ~!! インカかアステカの生け贄みたい!

・・・「でも確か『春日大社』では鹿は神様の使いじゃなかったっけ?」

 そうだよねーそうそう、神道の神様の統一ルールってどうなっているの?って首をひねったりして。

 「丑の刻参り」の正式な格好はアタマに「ゴトク(火鉢に薬缶をかけるとき置く鉄製の台)」をかぶり、そこにロウソクを差し込む、とか。「ゴトク」って重いやん! しかも不安定。そんなとこにロウソクさしたら、髪の毛燃えるよ~! ・・・そんなこと気にしてないか、本人は。

 著者が友人にワラ人形みたことある?とインタビューすれば、彼は少年時代にワラ人形をホームベースにして、野球をして遊んだとか。夜はコワいけど、昼間みたらただのワラなのか! それよりそんなコトして大丈夫なのかー??

 七福神の皆様はほぼ海外より赴任して来た方々で、大黒さまは出身地(インドだったかな?)では実は「永遠の時間の神」→「死神」だったり、弁天さまも、元を正せば「呪い神」だったりする、なんて話も「へえええ~」の連続だった。じゃあ彼らを拝んでいる私たちって、いったい???

 そんなこんなのかる~く笑える感じで脳内読者参加型「トリビアの泉・神仏版」みたいな本。表紙も中のイラストも面白かわいい。

 でも第2部のこわ~い現場ルヵメは読まないぞ~! 絶対っ!