紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ゴンベさんスタイル

2006-05-13 20:56:02 | ファミリー
 今日は高校のPTA総会に行き、午前中はまたもや学校。雨なのに傘を忘れて、途中でコンビニに立寄り傘を購入。役員なのに遅刻スレスレという大チョンボだ。
 
 午後は図書館に本を返しに行き、スーパーで買い物をし、家に帰ってからは「煮干し」でだしをとる、という初の試みにトライしてみた。「煮干しだし」で焚いたタケノコは薄味でも、料亭のようにおいしくて満足。やはり「生活」に軸足を置いた暮らしは心を落ち着かせてくれる。

 それにしてもだ、五月も半ばというのに、恐ろしく寒い。
 あんまり寒いので、首にタオルを巻いて書いている。わが家ではこれを「ゴンベさんスタイル」と呼んでいる。発案者は私、命名者は夫。

 結婚して最初の冬の夜、あんまり寒いので首にタオルを巻いて起きていた。本を読んでいたか、手紙を書いていたかなにかで起きていたのだろう。これは独身の頃、私が実家に居た頃から冬場は行っていた行為である。隙間の多い寒い家だったのだ。

 そこへ夫がやってきて、私の首をみて目を見開き「それなに~!?」ときいた。色気がないのは(当時でも)今に始まった事でないから驚かないが、興味津々といったところだろうか。
 「え~、寒いし。首をくるむとあったかいんやでー。ちょっとやってみたら?」
 「へええ~」とかいいながら、引き出しを開けて手頃な薄手のタオルを取り出した。よく「薄謝」とかの景品やお礼でいただくやつ。もしくは民宿なんかでお風呂用においてあるやつだ。ちなみに上等の厚手のものは巻いた感じも首が苦しいし、くくり難いのでパスしたほうがいい。

 夫・H氏は、ビックリした目をして、うれしそうに叫んだ。
「ほんまや! あったかいやんこれ! なんか『ゴンベさん』みたいや」と喜んでいた。こうして「寒いとき防寒のため首にタオルを巻くこと」を「ゴンベさん」と呼ぶ様になり、動詞化?して「ゴンベさんしよー」と言う様にもなった。わが家のメンバー(主に夫婦)以外は理解しがたい符牒である。