紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

連休はどこに? 

2006-05-03 22:51:38 | おでかけ
 4月末くらいから、Kちゃんが「私も連休どっか行きたい! みんな(クラスメイトのこと)海外とか、いかはるねんで。私も遠いとこ、行ってみたい!」と言い始めた。
 そらきた。
 みんなが海外いくわけないやろー!。しかも1ヶ月ちょっと前、しっかり海外行ったばっかりやんかー。おかーさんなんか、アメリカ行ったことないねんでー!
 と心の中で軽く突っ込みつつも、にこやかにあっさりと「どこいきたい?日帰りで行ける所だったら、連れってってあげる」と聞く。

 彼女は、おかーさんの心を見透かしたかの様に「せめて県外」と答えた。
「行きたい所を5月1日までに考えておく様に」と言い渡しておいたら、出て来た答は意外にも近場。京都だ。

 それも「前にお父さんと3人で行った、京都駅地下街『ャ泣^』のレストランで食べたトマトのサラダが食べたい」という殊勝でつつましいものだった。

 トマトのサラダが美味しかったお店は、たしか「東洋亭」。じゃあ地下街の穴蔵のようなお店じゃなく、テラスもお庭もある「キャピタル東洋亭本店」http://www.touyoutei.co.jp/shop/s01.htmlにいこうよ、ということになった。それ以外に行きたい場所の提出がなかったので、その近辺で「おかーさんの希望の場所」を計画に入れる。虎視眈々と機会があれば、と思っていた場所があるのだ。今回は女二人というベストメンバー。やはり買い物や食事は、女同士に限るのだ、うちの場合。

 「東洋亭」は11時オープンなので、オープンと同時くらいに滑り込む予定で家を9時前に出る。
 京都の「北山駅」に着いたのは10時頃。「北山駅」のすぐ近くに目的のお店がある。
 のどかないいお天気で、おしゃれなお店が並ぶ緑の多い静かな北山通りをぶらぶら歩く。時間が早いので、ほとんどのお店は開店前。
 次いで鴨川べりをのんびり歩く。川には鯉や鴨がいて、犬の散歩の人、ジョギングの人とすれ違う。土手をあがって、細い裏道の生活道路を歩いて「東洋亭」に戻れば11時7分。

       鴨川と、京都に多いアジアの雑貨屋さん↓

                    



 「東洋亭本店」は、たとえ込み合っても圧迫感の少ないだろうスペースをとった、テーブルと椅子と帆布の「カバン入れ」。親切できめ細やかな言葉鰍ッをしてくださる、適度に元気で明るい店員さんたち。そしてお料理。すべてが幸せの素のよう。さすが100年以上前からの京都の洋食屋さん1号店。でも老舗の重厚さや敷居の高さはない。リーズナブルで居心地がとてもいい。

 アルミホイルで包んだ、とてつもなくバランスのいいハンバーグも、歯ごたえが絶妙で思わず笑顔になるパスタも、バターの加減がジャストな皮付きまるごとジャガイモも、お目当てのまるまる一個をナイフとフォークで食べる冷たいトマトのサラダも、それは「お見事!」としか言いようがない。パンにメインディッシュのソースをつけてキレイに食べきる。

 




 なので私たちがトマトのサラダを追加する頃には、入り口に順番待ちをする人達が列を作り始めていた。レジでの対応も大変丁寧で、おつりなく支払うと「大変助かります、ありがとうございます」と心から上品に言っていただいた。
 こちらこそ。ランチ価格で二人で2500円しなかったなんて、予想外。大変助かりました。
 後でKちゃんが、「あんまり親切で丁寧だったから、私、レジで6回もおじぎしてしもた」と告白した。

 午後からの話は、また明日に続きます。