すっかりあきらめていたのに、出勤途中、職場の芝生につんつんとネジバナが螺旋の花を咲かせていた。これよ、これ!と、わけもなく喜ぶ。あまりにうれしかったため、ぷちぷち摘んで、カウンターに参加していただく。
帰る間際に、野の草花の本をひもといてみた。なんとネジバナは地生(ちせい)のランだという。「ランのなかまはなかなかみかけないが、ネジバナは例外」とある。貴種流譚めいている。でもやっぱり、ランにはみえないな。あまりにも小さくて素朴。
別名「ヒダリマキ」ともいうらしい。実際は右巻きも左巻きも両方あり、下から上へ螺旋状に咲き上がる。
「モジズリ」の名もあり、平安時代の『古今集』に「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆえに乱れむと思ふ我ならなくに」と詠まれた信夫捩摺(しのぶもじずり)にちなんだもの。
ところでこれらのことを調べたャPット判の本は、
『見つけたい楽しみたい 野の植物(アレコレ知りたいシリーズ4)』 旺文社/刊。
以前、イシオカ書店さんと仕事上おつきあいがあったとき、植物図鑑で道端に咲いている草花を調べるのに、いいのないですか?と訊いた所、上記の本をおすすめしていただいた。大変に重宝している。
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帰る間際に、野の草花の本をひもといてみた。なんとネジバナは地生(ちせい)のランだという。「ランのなかまはなかなかみかけないが、ネジバナは例外」とある。貴種流譚めいている。でもやっぱり、ランにはみえないな。あまりにも小さくて素朴。
別名「ヒダリマキ」ともいうらしい。実際は右巻きも左巻きも両方あり、下から上へ螺旋状に咲き上がる。
「モジズリ」の名もあり、平安時代の『古今集』に「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆえに乱れむと思ふ我ならなくに」と詠まれた信夫捩摺(しのぶもじずり)にちなんだもの。
ところでこれらのことを調べたャPット判の本は、
『見つけたい楽しみたい 野の植物(アレコレ知りたいシリーズ4)』 旺文社/刊。
以前、イシオカ書店さんと仕事上おつきあいがあったとき、植物図鑑で道端に咲いている草花を調べるのに、いいのないですか?と訊いた所、上記の本をおすすめしていただいた。大変に重宝している。
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