紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ミイラ・フェチ?

2007-07-04 22:58:22 | ファミリー
 うちのおばあちゃん(夫の母)は、齢80を超えたものの、齢の割にはまだまだしっかりもので、めりはりのある性格の好人物なのだが、ふと笑いを誘う言動がしばしばある。

 もうずいぶん昔のことだけど、居間から見える庭に春、ゼンマイのぐるぐるが出て来て、家族でゼンマイの話題になったことがあった。彼女は「ゼンマイは、庭のアクセサリーみたいなもんやからな」とつぶやいた。

 アクセサリー?? もしかして、「アクセント」と言いたかったのだろうか? いや斬新な言い回しとして意図して使用したのだろうか?

 夫婦ですっかりウケまくりましたが、なぜウケたのかは彼女は全く知らない。これは彼女の語録のひとつとして、しっかりと私の日記に残っている。

 あるいはTくんが小さかったとき、夫H氏がお風呂でシャンプーの後、かれの髪を切ってくれていたことがあった。それを知らなかったおばあちゃんは、続いてお風呂に入ったとき、床に散らばる髪を見て仰天したらしい。
 「H・・・可哀想に・・・悩んでるのちがうやろか・・・?」

 翌日私に
「紙魚ちゃん、アデランスって、高いねんやろな? いくらくらいするんやろ?」と相談するので、話を聞けば、お風呂場の誤解を招く事態に遭遇していたことがわかった。
「あれ(お風呂の床の髪の毛)、Tくんのですよ~」というと、心底ほっとした表情だった。

 最近、新しく加わった語録は 2、3日前に遡る。

 居間に顔を出すと、H氏とおばあちゃんが、真剣になってテレビに見入っていた。どうもアンデスとかマヤの古代のナゾを探る番組らしく、私も俄然興味をそそられた。
 いちはやく、それに気付いたおばあちゃん、
「紙魚ちゃん、こういうの、好きやろ? これなあ、ミイラが出て来るんやで。紙魚ちゃん、ミイラ好きやもんな~!」と畳み鰍ッるように決めつけられてしまい、爆笑。
いや~、いつの間にか、ミイラ好きになっていたよ~。確かにミイラの周辺は結構好きだけどなー、ミイラ自体は、ちょっとご勘弁ください、やなー(笑)

 思い込みと決めつけとマイウェイな言動が多いおばあちゃん。なのに、つい笑ってしまって、憎めない人なのだ。こういうのを「人柄」というのだろうな、きっと。