紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

商店街フェチ?

2007-07-05 00:14:17 | お買いもの
 1時間ほど前、本日の「蕃茄庵日録」を読んでいたら、どんどんアドレナリンが放出されてきた。蕃茄さんの掲示板に書き込んでいるうち、やたら長くなりそうだったので、早々に切り上げ、アドレナリンが放出されているうちにと、本日の「紙魚子の小部屋」の記事の予定を変更した。

 蕃茄さんは、本日「イカした商店街」を見つけられたのである。「それなりに寂寥感」が漂い、「妙な味わいがある」商店街。日本で2番目に古いという由緒正しい商店街の佇まいが、時空を超えて伝わって来る。

 不遜にも、「あ、きっとあんな感じなんだ!」と、思わずわくわくしてくるのは、私が幼稚園の頃、園の近くにあり、そのころ賑わいがピークだった商店街と、思いっきりダブって見えるからだ。

 私の子どもの頃は、今のようにひととこで何でもひととおり揃うスーパーがなく、幼稚園の遠足の前、小学校に上がる前、母親に連れられバスを乗り継いで、町中の商店街に出かけた。用品店で服や帽子を買ってもらい、鞄屋さん、靴屋さんを巡り、最後は当時、太鼓饅頭と呼んでいた大判焼きの屋台で、あつあつのを一箱買ってもらう。これが「お買い物終了」の合図であった。

 次にバス・ターミナルへ至る道に入り、時計や宝石やレコードや手圏p品店が両側に並ぶ道に本屋さんもあり、そこでなにか1冊買ってもらい、永い(かもしれない)バス待ちに備えた。

 いまでも時折、商店街の近くを通りかかって、時間があるときは、アーケードのなかを往復したり、ちょっとしたものを購入したりしてみる。どんどん寂れて、半分はシャッターが降りていたりするが、仏具屋さんや、ローソク屋さんや、駄菓子屋さんなどには、Kちゃんの学校の近くでもあり、わざわざ出むいたりしている。

 そういえば、私の実家では、あのアーケードの老舗の和菓子屋さんで、毎年わざわざ柏餅を買って、「こどもの日」には家に持って来てくれている。地元の人しか知らないような、マイナーなお店なんだけど。
 私の両親にとっては、きっと私以上に思い入れがある商店街なのかもしれない。

 もっとも「思い出の商店街」だけでなく、お出かけしても、やっぱり「商店街」というものは非常に気になる。今でも大変にぎわっている大阪の「天神橋筋商店街」は、私たち一家のおでかけ場所のメインストリームになっているのだ。我が家にとって「商店街」とは、まさに「テーマパーク」だったりするのである。