「素浪人 月影兵庫」第1回を観た。
初回なのでノッてないというのもあるだろう。しかし、まず科白に困惑する。あんまりありきたりで、ちょっと恥ずかしい。シンプルでもかまわないが、せめて「流れ」くらいはあって欲しかった。なにか全体的にちぐはぐなのだ。
ストーリー的にも、なんだかなあ。代官なんか、かなり良いキャラにできそうだったのに「え? で、結局この人は何なの?」と宙ぶらりんになってしまった。それからコメディとシリアスのメリハリがなくて、中途半端な気分になってしまう。
悪いヤツにはぞんぶんに庶民は仕返ししなくちゃ、という絵をみせられるのも後味が悪い。悪いヤツを懲らしめるのは、水戸のご老人におまかせしたい。庶民は正義の味方にお礼を言って、お辞儀をするだけの方が、品もよく、後味もさわやかである。
そのくせ映像は凝っていたりするのだけど、「素浪人」的なテンモフ良さを求めていた私としては「それはチガウやろー」と、思わずつぶやいてしまった。
きっと1時間もあるからなのだ。もっと短くていいドラマなのだ。
男二人がャ塔ン軽口を叩き合いながら、のんびりと歩いて旅をする。たまに「苦手なもの」がにょ~~ん!と登場して、ひとりが大騒ぎでうろたえ、ひとりが指差して爆笑する。かっこいい殺陣で大太刀回りをする。そして再びのんびりと二人で歩き出す。たぶん私がみたいのは、これだけなのかもな。
唯一、品川隆二さんのゲスト出演にうっとりする。この方は、うまいわ~。しかし、「(昔、一緒に旅をした相棒は)今頃どこでどうしているんだか。・・・あいたいねえぇ~」という科白には、「どうぞ、いましばらくは、会いに行ったりしないでくださいねっ!」と懇願しそうになってしまった。近衛版「月影兵庫」ファンへのサービスだと知りつつも、ちょっとはらはら。
きっとオリジナルがあるばかりに、皆さん肩にチカラが入りすぎているのだ。もっとリラックスして近衛版とは違ってもいいし、裏切られてもかまわないから、松方版「月影兵庫」としてのレベルアップを望みたい。「月影兵庫」は「脱力をめざす」ドラマでもあるんだからね。
初回なのでノッてないというのもあるだろう。しかし、まず科白に困惑する。あんまりありきたりで、ちょっと恥ずかしい。シンプルでもかまわないが、せめて「流れ」くらいはあって欲しかった。なにか全体的にちぐはぐなのだ。
ストーリー的にも、なんだかなあ。代官なんか、かなり良いキャラにできそうだったのに「え? で、結局この人は何なの?」と宙ぶらりんになってしまった。それからコメディとシリアスのメリハリがなくて、中途半端な気分になってしまう。
悪いヤツにはぞんぶんに庶民は仕返ししなくちゃ、という絵をみせられるのも後味が悪い。悪いヤツを懲らしめるのは、水戸のご老人におまかせしたい。庶民は正義の味方にお礼を言って、お辞儀をするだけの方が、品もよく、後味もさわやかである。
そのくせ映像は凝っていたりするのだけど、「素浪人」的なテンモフ良さを求めていた私としては「それはチガウやろー」と、思わずつぶやいてしまった。
きっと1時間もあるからなのだ。もっと短くていいドラマなのだ。
男二人がャ塔ン軽口を叩き合いながら、のんびりと歩いて旅をする。たまに「苦手なもの」がにょ~~ん!と登場して、ひとりが大騒ぎでうろたえ、ひとりが指差して爆笑する。かっこいい殺陣で大太刀回りをする。そして再びのんびりと二人で歩き出す。たぶん私がみたいのは、これだけなのかもな。
唯一、品川隆二さんのゲスト出演にうっとりする。この方は、うまいわ~。しかし、「(昔、一緒に旅をした相棒は)今頃どこでどうしているんだか。・・・あいたいねえぇ~」という科白には、「どうぞ、いましばらくは、会いに行ったりしないでくださいねっ!」と懇願しそうになってしまった。近衛版「月影兵庫」ファンへのサービスだと知りつつも、ちょっとはらはら。
きっとオリジナルがあるばかりに、皆さん肩にチカラが入りすぎているのだ。もっとリラックスして近衛版とは違ってもいいし、裏切られてもかまわないから、松方版「月影兵庫」としてのレベルアップを望みたい。「月影兵庫」は「脱力をめざす」ドラマでもあるんだからね。