種差海岸のサクラソウの自生地です。
今まで土壌のECや硝酸イオンなどを測定してきましたが
場所によってはかなりの塩類の存在を感じられます。
しかしサクラソウが再生してきたのはなぜでしょう。
今回は土壌ガスサンプラーを使って自生地の
土壌の酸素濃度を測定してみました。
心配していたとおり土壌10cmは酸素濃度が極端に少なく
海水をかぶった痕跡が残っています。
根の浅い植物はなかなか生育しずらい状態だと想像できます。
ところが驚いたのはその後です。
普通は地下深くなるほど酸素濃度は低くなるのですが
自生地は逆で20~40cmまでは20%以上の十分な酸素濃度です。
どうしてでしょう、チームはこう考えました。
この自生地は毎年植物が生えては枯れていきます。
つまりこの土壌は畑と違い厚い腐葉土の層なのです。
だからいくら地表が塩害を受けて隙間のない酸欠土壌になっても
奥深くはまだ空間のある部分がたくさん残っているのです。
この豊かな自然が育んだ土壌でサクラソウは守られているのです!!
とはいってもこの時期一面に咲くニッコウキスゲの数も
例年の半分以下だそうです。
死滅こそ免れましたが塩害の被害は確実に残っています。
今まで土壌のECや硝酸イオンなどを測定してきましたが
場所によってはかなりの塩類の存在を感じられます。
しかしサクラソウが再生してきたのはなぜでしょう。
今回は土壌ガスサンプラーを使って自生地の
土壌の酸素濃度を測定してみました。
心配していたとおり土壌10cmは酸素濃度が極端に少なく
海水をかぶった痕跡が残っています。
根の浅い植物はなかなか生育しずらい状態だと想像できます。
ところが驚いたのはその後です。
普通は地下深くなるほど酸素濃度は低くなるのですが
自生地は逆で20~40cmまでは20%以上の十分な酸素濃度です。
どうしてでしょう、チームはこう考えました。
この自生地は毎年植物が生えては枯れていきます。
つまりこの土壌は畑と違い厚い腐葉土の層なのです。
だからいくら地表が塩害を受けて隙間のない酸欠土壌になっても
奥深くはまだ空間のある部分がたくさん残っているのです。
この豊かな自然が育んだ土壌でサクラソウは守られているのです!!
とはいってもこの時期一面に咲くニッコウキスゲの数も
例年の半分以下だそうです。
死滅こそ免れましたが塩害の被害は確実に残っています。