花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

極地研究の打ち合せ

2011年07月12日 | 学校
先週、チーム・フローラフォトニクスは国立極地研究所から
お客様をお迎えし、極地研究の打ち合せを行いました。
チームの2年生が昨年の秋に提案した極地研究のテーマ
「白夜のひまわりはどこを向くか?」についてです。
7月20日にニーオルスンに出発する若い科学者から
現地の状況が画像で紹介され、実験の手順などを確認しました。
北極の夏は短く8月中旬には帰国され、
撮影した写真や観測データはすべてチームのもとに届けられるそうです。
チームはこれと平行して日本でも実験を行い
双方の結果をまとめて今年11月に極地研究所で行われる
フォーラムにおいて発表することになりました!
責任重大。2年生5名の頑張りに期待したいです。

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究極の省エネ栽培法!

2011年07月12日 | 学校
2年生が栽培しているミニヒマワリです。
左が正常、右は魔法の薬によって
植物ホルモン「ブラシノステロイド」の働きを止められたものです。
不思議なことに光を感じやすくなり、その結果小ぶりな姿になります。
先月の農業クラブ県大会で三本木農業高校はこの現象を利用して
光の不足する室内でも花を栽培することに成功させ最優秀を受賞しています。
チームが考えたのは草花の日長反応を狂わすこと!
普通、夏至が過ぎ昼の長さが短くなるとヒマワリなどの短日植物は花芽をつけます。
もし光を感じやすくなるのであれば、当然花芽分化も遅れるはずです。
結果はご覧の通り。左は蕾がありますが右にはありません。
菊などの短日植物の開花を贈らせる時は電照栽培と行って
夜に電灯をつけて昼の時間を長くします。
現在は電気代の安いLEDに変わってきましたが
電力不足の今はなんだか気がとがめます。
チームの新技術は究極の省エネ技術でもあるのです!
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